3月18日の日本株
3月18日の日本株は、日経平均株価が朝方一時500円超の上昇となりました。後場は売りに押されるも、終値も前日比302円42銭高の30216円75銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2640に対し値下がり銘柄1233と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は235、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は81.0%となり、前日の74.2%から上昇しました。これまで25日移動平均線を下回っていた成長株・ハイテク株に25日移動平均線超えの動きが出てきたため、それらを買う一方、ポジションが膨らまないようにするために保有株の一部を売却しました。私はADA指数80%(投資可能資金の80%を株式に投じている状態)をポジション上限メドにしているため、実質的にフルポジションの状態になっています。
全面高に発展するかを注視
個別銘柄をみると、オープンハウス(3288)、GMOペパボ(3633)、ベイカレント・コンサルティング(6532)、日本電気(6701)など強い銘柄は高値更新が続いている状態です。
また、18日は成長株・ハイテク株が強いと同時に、銀行株や証券株なども強く、「成長株・ハイテク株」のカテゴリーと「景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄」のカテゴリーともに悪くない動きでした。
昨晩のアメリカ株は、ナスダックがやや大きめの下落をするなど、再びハイテク株や成長株に売り圧力がかかっているようですが、これが日本株にどのように影響するのかを注視していきたいと思っています。
私としては成長株・ハイテク株、景気敏感株・割安株・コロナ悪影響銘柄をまんべんなく保有し、全面高ならそのまま保有、そうでなければ下降トレンドになった銘柄から順次売却し、常に上昇トレンドの強い銘柄のみを保有するようにしていきます。
昨年来高値更新銘柄が200を超え、かなり強い相場環境であると同時に、短期的には過熱感がやや生じてきました。新規買いするときは、あまり高いところを追いかけて買わず、前日のアメリカ株が大きく下げて朝から安く始まりそうな日を待って買うなど、高値掴みをしないような工夫が必要です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。