今日の日本株
1月19日の日本株は、寄り付きから高くはじまり、その後も高値圏で推移しました。日経平均株価の終値は前日比391円25銭高の28633円46銭でした。
ＴＯＰＩＸも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅下落となっています。
値上がり銘柄2037に対し値下がり銘柄1775とやや値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は40、昨年来安値更新銘柄は1でした。
ＡＤＡ指数は67.7％となり、前日の64.0％から上昇しました。上昇トレンド銘柄への買いをいくつか行ったことなどによります。
あくまで個別銘柄ごとの動きに乗る
個別銘柄をみると、オークファン（3674）、ＧＭＯペイメントゲートウェイ（3769）、アイ・アールジャパンホールディングス（6035）、太陽誘電（6976）などが高値更新となっています。
ただ全体で見ると高安まちまちで、上昇トレンドの銘柄も下降トレンドの銘柄も入り混じっています。
昨日は日経平均株価が400円近く上昇したにもかかわらず、値上がり銘柄と値下がり銘柄がほぼ同数です。つまり、日経平均株価が大きく上昇しても半分の銘柄は値下がりしているということです。
私が常日頃から「上昇トレンドの銘柄に乗る」と言っているのはここにあり、いくら日経平均株価が強くても、上がらない銘柄は全然上がらない、逆に下がってしまう銘柄もたくさんあるのです。
確かに昨年10月ごろまでと比べると利益が得にくくなっていますし、日経平均株価と寄与度の高い一部の日経平均採用銘柄がやたらと強く、個別銘柄の多くはイマイチ、という状況です。
それでも、株価のトレンドを無視してやみくもに買ったり、弱い銘柄を売却せずにしがみついているよりは、トレンドに乗った売買をしている方がはるかに投資成績は良くなるはずです。
もし、ここ最近の投資成績が振るわないのであれば、下降トレンドの弱い銘柄にしがみついていないかを確認していただき、改善の余地がないかどうか見直してみてください。
個人的には、利益を得にくい環境ではありますが、正しくやっていればマイナスが積み上がるような環境でもないと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。
