日経平均株価上昇も実態は?-2021年1月14日の日本株

今日の日本株

1月14日の日本株は、日経平均株価が一時29000円に迫る場面もありましたが、14時頃から急速にしぼみました。引けにかけては多少持ち直し、終値は前日比241円07銭高の28698円26銭でした。

TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は2%超の大幅安となっています。

値上がり銘柄1683に対し値下がり銘柄2154とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は139、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は73.4%となり、前日の73.1%とほぼ変わらずでした。上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンドに転じた銘柄や弱い銘柄を売る銘柄入れ替えを実施しています。

個人投資家にはなかなか勝たせてもらえない相場

個別銘柄を見ると、ビザスク(4490)、オムロン(6645)、日本電子材料(6855)、太陽誘電(6976)など高値更新となっている銘柄も少なくありませんが、日経平均株価の上昇にとてもついていけていない銘柄が圧倒的です。

マザーズ指数が急落しており、日経平均株価が上がっても自分の持ち株は下がっている・・・という方も多いのではないでしょうか。

ここ最近はずっと日経平均株価>TOPIX>マザーズ指数、という関係になっており、日経平均株価採用銘柄が相対的に強い状況が続いています。

しかも悩ましいのは、日経平均株価採用銘柄の全てが上昇しているのではなく、日経平均株価への影響度が高い一握りの銘柄、例えばファーストリテイリング(9983)、東京エレクトロン(8035)、信越化学工業(4063)、ダイキン工業(6367)などのいわゆる値がさ株だけが上昇しているという点です。

確かにファーストリテイリングや東京エレクトロンを買っていればかなりの利益になると思いますが、東京エレクトロンを1単位買うには400万円以上、ファーストリテイリングに至っては900万円以上が必要です。これでは個人投資家には全く手が出ません。

したがって、日経平均株価の影響度が高い銘柄かつそれほど株価が高くないものを狙うか、もしくは日経平均株価連動型のETFや日経平均先物を買って、日経平均株価と一握りの銘柄だけが上昇するという相場であっても、できる限り多くの利益を狙いに行く必要があると思います。

もちろん、今後物色の対象が変わる可能性もありますが、いまのところは一握りの銘柄に資金が集中しているという状況です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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