物色対象に明らかな変化ー2020年8月11日の日本株

<今日の日本株>
3連休明けの8月11日の日本株は、日経平均株価が大幅に上昇しました。終値は先週末比420円30銭高の22750円24銭でした。
TOPIXも大幅に上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄2908に対し値下がり銘柄956と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は39、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は47.4%となり、先週末の36.7%から大きく上昇しました。この最大の理由は、空売りしていた銘柄の買い戻しを行ったことです。

 

<業績悪化銘柄のリバウンドの規模はどうなるか?>
個別銘柄をみると、中小型成長株やIT関連株の多い私の保有銘柄は株価が下落するものが目立ち、高値更新となったものは日本M&Aセンター(2127)くらいでした。

11日は、鉄鋼株や海運株、商社株、銀行株、不動産株など大型株が大きく上昇しました。これらの株を個人投資家がこれほど大きく動かすことは不可能であり、かなりの資金がこうした銘柄に流入したことがうかがえます。

一方でこれまで強い動きだった中小型成長株やIT関連株は軟調なものが目立ち、物色対象に明確な変化が見られた1日でした。

実際、日経平均株価が大幅高にもかかわらずマザーズ指数が下落していたり、値下がり銘柄が1000近くあることから、決して全面高とはなっていない点に注意が必要です。

11日の株価上昇により、非常に多くの銘柄が25日移動平均線を超えてきました。ファンダメンタルを無視すれば、ここで買うべきタイミングとなります。

一方、11日に株価が大きく上昇した銘柄の多くは、業績が悪化している銘柄です。確かに業績が底打ちしたならば、ここからの大きな反発もありえますが、現在は新型コロナウイルスの影響が今後どうなるかが全く読めない状況です。

つまり、今後業績悪化銘柄のリバウンドがどの程度続くのかを読むことはできないということです。一方で、テクニカルでみれば買いのタイミングとなっている銘柄が多いことも事実です。

そこで、私は業績悪化銘柄で買いタイミングとなっている銘柄をある程度新規買いすることとにしました。このタイミングで買えば、もし株価反発が不発に終わっても、それほど大きな損失を被ることなく売却・損切りで逃げることができるからです。

まだ中小型成長株やIT関連株の多くも下降トレンドにはなっていないため、中小型成長株やIT関連株と、業績悪化銘柄の両方を保有するということになりそうです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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