<今日の日本株>
7月27日の日本株は、大幅安で始まったもののその後はじりじりと値を戻す展開で、日経平均株価の終値は前営業日比35円76銭安の22715円85銭でした。
TOPIXは小幅上昇、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄2157に対し値下がり銘柄1642とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は55、年初来安値更新銘柄は18でした。
ADA指数は34.2%となり、前営業日の44.4%から低下しました。25日移動平均線割れの銘柄を売却するなどしたことによります。新規の空売りも少し入れています。
<無理せず強い銘柄についていくのみ>
個別銘柄をみると、バリューコマース(2491)、ウエルシアホールディングス(3141)、グリムス(3150)、チェンジ(3962)、インフォコム(4348)、ネットワンシステムズ(7518)など高値更新となる銘柄もそこそこありました。
一方、年初来安値更新銘柄も少しずつですが増加していて、下降トレンドの弱い銘柄を粘ってもあまりよいことがないように感じます。
現状、日経平均株価自体もはっきりしない動きで、上昇トレンド銘柄は全体の2割ほどという感触ですが、それらの中に年初来高値更新どころか上場来高値更新となる銘柄が数多くあるという状態です。
したがって、そうした強い銘柄に一度乗ったら下降トレンド転換までついていくことが肝心です。それをしないと、今のマーケットでは全く利益を得ることができないと思います。
投資部門別売買状況をみても、先週は外国人投資家が売り越していて、なかなか腰の据わった全面高にはなりそうもありません。
ITバブルの時に似た雰囲気を感じているというのは以前にもお話ししたと思いますが、強い銘柄だけ上昇を続け、上がらないものは全く上がらないという、ITバブルと同じことが起きているように思います。
外国人が本腰をあげて買い上がってきていませんので、私たちも全力投球はリスクが高いと思います。無理のない範囲の資金で、保有する上昇トレンド銘柄の利益を伸ばしていく、というのがよいのではないでしょうか。
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