特段の変化なしー2020年6月4日の日本株

<今日の日本株>
6月4日の日本株は、日経平均株価が朝方22900円台まで上昇したもののその後は軟調な動きで一時マイナス圏まで売られました。その後は持ち直し、終値は前日比81円98銭高の22695円74銭でした。
TOPIXも上昇しましたがマザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1688に対し値下がり銘柄2072とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は77、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は47.9%となり、前日の51.9%から低下しました。一部の銘柄につき5日移動平均線割れで売却したことなどによります。

 

<外国人は売り越していた>
個別銘柄をみると、エムスリー(2413)、ウエルシアホールディングス(3141)、チエル(3933)、図研(6947)、ヤオコー(8279)など高値更新となる銘柄もある程度出ています。

日経平均株価は23000円を目前に上値が重い展開となっていますが、全般的に見て特段の変化はありません。

ただ、先週の投資部門別売買状況をみると、大量買い越しと思っていた外国人投資家がまさかの売り越しとなっていました。今の株価上昇が外国人投資家の怒涛の買いではなく、空売りの踏み上げ、買い戻しが中心である可能性が高いことを裏付けるものになっています。

もちろん、外国人の怒涛の買いがあろうがなかろうが、上昇トレンドが続く限り持ち株は保有継続(ただし25日移動平均線からのかい離が大きい銘柄は一部5日移動平均線で利食い)という方針は変わりません。

しかし、外国人が積極的に買っておらず、空売りの買い戻しが中心となれば、買い戻しが終わったあとは株価の上昇は難しくなり、反落の可能性も高くなってしまいます。

そうは言っても、いつまで株価が上昇するか、いつ天井をつけて下げに転じるかを事前に予想することはできませんから、現時点で保有している上昇トレンド銘柄を、下降トレンド転換でしっかり売却するようにしておくことに意識を向けておけばそれでよいと思います。

騰落レシオや、日経平均株価の25日移動平均線からのかい離率を見る限りは、過熱感がある相場ですから、ここから新規に買うというよりは、保有株の売りタイミングを見逃さないようにする方が大事です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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