日本株上昇止まらずー2020年5月26日の日本株

<今日の日本株>
5月26日の日本株は、朝方から大幅高となり、その後も上値を伸ばす展開でした。日経平均株価の終値は前日比529円52銭高の21271円17銭でした。
TOPIXも大幅上昇となりましたが、マザーズ指数は下落しました。日経平均大幅高のときはマザーズ指数は弱いといういつも通りの動きです。

値上がり銘柄2777に対し値下がり銘柄1103と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は97、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は44.1%となり、前日の45.9%から少し低下しました。保有株の一部利食いを行った一方、空売り銘柄の買い戻しを行いました。変化の兆候はなく、強気継続です。

 

<上がっている内に売るか、下がってから売るか>
個別銘柄の動きを見ると、SBSホールディングス(2384)、チエル(3933)、日本オラクル(4716)、伊藤忠テクノソリューションズ(4739)、エレコム(6750)など高値更新となる銘柄がかなり発生しています。

また、全体的に見ても、ほぼ全ての銘柄が上昇トレンドにある、という非常に強い相場です。

騰落レシオもとうとう132.9%まで上昇しました。4月20日に124.2%を付けた時、私は早晩リバウンドが終わって再び下げに転じる可能性が高いと、この騰落レシオの数値をみて思ったのですが、結局その後1ヶ月の間、上昇が続きました。

ただ、騰落レシオが130超えということは、さすがにいつ天井をつけてもおかしくない状況なので、下げ始めの兆候(長い上ヒゲとか5日移動平均線割れなど)に注意しながら保有を続けるということになるかと思います。

さて、ここまで上昇が続くと気になるのが、「いつ持ち株を売る?」という点です。もうすでに持ち株を売ってしまったという方もいると思いますが、株価上昇途中に持ち株を売るのは、かなり難しいです。ほとんどの場合で天井付近では売れないこととなるはずです。

そこで私は、天井をつけた可能性が高いというタイミング、言い換えれば下げに転じたら売るというようにしています。このとき使うのが、通常は25日移動平均線ですが、株価上昇のスピードが早く、25日移動平均線からのかい離率が高い銘柄については、5日移動平均線を代わりに使います。

私の経験上、株価上昇途中に「そろそろ天井だろう」と売却すると、ほとんどの場合でその後も株価が上昇していきました。ですから、上昇途中の売りは結構なのですが、さらに株価が上昇することが多い、という点を理解したうえで実行するようにしてください。「利食い千人力」ですから、その後のさらなる上昇の可能性も踏まえて、あえて利食い売りを出すというのも1つの作戦です。

いまのところ日本株が壊れたという兆候はありません。今は利益が取れやすい時期ですから、取れるだけ取っておきましょう。そして、下げに転じたら、せっかくの含み益を吐き出さないよう、早めに一旦売っておいたほうが堅実です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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