日経平均株価大幅安ー2020年5月1日の日本株と今週の投資戦略

<5月1日の日本株>
5連休を控えた5月1日の日本株は、朝方から下げて始まり、その後もじり安で下げ幅を拡大する展開でした。日経平均株価の終値は前日比574円34銭安の19619円35銭でした。
TOPIXも大幅安となりましたが、マザーズ指数は小幅安でとどまりました。

値上がり銘柄798に対し値下がり銘柄3027と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は19、年初来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は25.2%となり、前日の42.4%から大きく低下しました。5連休前ということもあり、保有株の多くを売却し、身軽にしておきました。
まだ買い優勢ですが、空売りも少し増えました。

 

<上下どちらにも転び得るが・・・>
個別銘柄をみると、MonotaRO(3064)が高値更新となるなど、好業績銘柄には上昇トレンドの強い動きが目立ちます。
一方、ここ最近一斉に反発した、3月中旬以降まともな反発をみせていなかった弱い銘柄群は、さっそく頭打ちとなっていて、弱いものはすでに25日移動平均線を割り込んでいます。

日経平均株価、TOPIX、マザーズ指数とも上昇トレンドにありますが、特にTOPIXは頭を押さえられた動きとなっています。

上記の指数が上昇トレンドですから弱気になる必要はないのですが、銘柄ごとにだいぶ値動きが異なりますので、基本は上昇トレンドが継続する強い銘柄のみを保有することになります。弱い銘柄群の反発については、すでに底打ちは果たした可能性もあるので、ある程度は保有していてもよいですが、下降トレンドになったらすぐ売れるようにしておきたいです。

ここから日経平均株価が上・下どちらにいくかは全く読めません。まさに現在が分水嶺というところです。ただ、個人的にはここまで経済がガタガタになっているのに、日経平均株価がコロナ前の24000円に戻るとは思えません。もし戻るとしても、それは個別銘柄が丹念に買われた結果の株価上昇ではなく、先物主導で日経平均株価だけ高く、個別銘柄は全然上がらない、という形になるのではないかと思っています。

今のところは、上値を買い上げてくれる唯一の投資家である外国人投資家が積極的に日本株を買っているという形跡もみられませんから、ポジションを膨らませないようにして、上に行っても下に行っても対応できるようにしておきましょう。決算発表もこれから本格化しますから、それによる株価の反応にも注意しておき、下方向に向かったらすぐに撤退できるようにしておきたいと思います。

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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