あくまでも銘柄ごとに対処ー2020年4月2日の日本株

<今日の日本株>
4月2日の日本株は、終日軟調な展開となり、日経平均株価の終値は前日比246円69銭安の17818円72銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は小幅に下落しました。

値上がり銘柄734に対し値下がり銘柄3126と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は3、年初来安値更新銘柄は76でした。

ADA指数は4.7%となり、前日の15.8%から低下しました。下降トレンド転換銘柄を売却したほか、新規の空売りを実行しました。ロング・ショート戦略を継続しています。

 

<底割れ銘柄増加に要注意>
個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄が増えてきている点に注意が必要です。3月中旬までのあの暴落時につけた安値すら割り込んでいる銘柄が76もあるわけです。銘柄によっては、暴落によりつけた安値はイレギュラーなものではなく、そこからさらに底割れしているということです。

日経平均株価などの株価指数については日銀のETF買いなどにより底割れを守るかもしれませんが、個別銘柄まで守る気は政府や日銀にはありません。

ですから、どの銘柄を買っても報われるということはなく、上昇トレンドの銘柄のみを買うということに徹しないと、安く買ったつもりがさらに値下がりして、底割れで底なし沼にはまる恐れがあります。

一方、新型コロナウイルスの影響がプラスに働くであろう銘柄は大きく上昇しているものもあります。これらはいわゆるテーマ株としての上昇である可能性が高く、実際に業績が大きく向上するかは未知数です。したがって、初動でうまく乗れた銘柄については、株価上昇が続く限り大事に持っていた方が良いですが、株価が大きく上昇してから飛び乗るのはかなり危険です。

現実問題、まだ9割方の銘柄が下降トレンドであり、底割れしている銘柄も増えてきている状況ですから、無理して勝負にいかず、少量の資金で上昇トレンドのみ保有する程度でよいと思います。まだ簡単に勝てる相場とは程遠いです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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