日本株ようやく大幅反発ー2020年3月24日の日本株

<今日の日本株>
3月24日の日本株は、朝方から急速に上昇し、日経平均株価は18000円台を回復しました。終値は前日比1204円57銭高の18092円35銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅上昇となりました。

値上がり銘柄3393に対し値下がり銘柄580と全面高の展開、昨年来高値更新銘柄は5、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は1.2%となり、前日の4.9%から低下しました。移動平均線割れとなった保有株の売却や、底値圏で買ったREITの売却などをしたことなどによります。

 

<今日の上昇の恩恵を受けた投資家はすでに大損しているはず>
個別銘柄をみると、昨年来安値更新銘柄が1銘柄まで激減していることから、一旦の安値はつけたものと考えられます。
一方、本日の上昇の中心は、ここまで下落を続けてきた銘柄のリバウンドであり、すでに25日移動平均線を超えていたような強い銘柄は、逆に下落しているケースが目立ちます。

そのため、私は本日の上昇の恩恵はそれほど大きく受けていません。逆に、本日の上昇の恩恵を受けることができる投資家というのは、昨日までにピンポイントで安値を買い仕込むことができている人か、損切りできず塩漬け状態になっている株が急反発したか、いずれかです。

ただ、ピンポイントで安値を買い仕込むことができている投資家は皆無だと思います。ほとんどの人は、ここまで株価が下がる前から「底値だ!」と買い向かった結果撃沈しているはずです。つまり、本日の急上昇は、損失を軽減させる効果程度であるといえます。

そもそも、私のように順張り、トレンドフォローの投資家は、今のような下降トレンドが続く相場環境では新規買いをしませんし、保有株もほとんどありませんので、今日みたいな株価急騰の恩恵はあまり受けることができません(その代り株価急落を回避できているのです)。

今晩のアメリカ株も急騰していて、NYダウは一時20000ドルを突破しました。もしこのままの推移となると、明日の日本株も高く寄り付くはずです。
しかし、今日の急騰を受け、さらにそこから高く始まるという状況で新規買いを積極的に行うと、高値掴みとなり、あっというまに含み損が広がってしまう可能性もあるので、十分に注意してください。

今はまだボラティリティが高いので、急騰の翌日急落、というケースも十分あります。もし買うのであれば、株価が下がったタイミングでの押し目買いに徹した方が安全です。

そもそも、底値から一本反発したばかりで、底打ちを本当にしたかどうかも分かりません。今回の反発は見送って二番底をつけるのを確認してから本格的な買い出動をしても全然間に合いますし、その方が安全だと思います。

まだまだ、無理をして勝負に行く場面ではありません。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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