<今日の日本株>
2月6日の日本株は、前日のアメリカ株大幅高を受けて高く始まり、その後も値を上げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比554円03銭高の23873円59銭でした。一時は24000円まであと5円の水準まで上昇しました。
TOPIXも大幅上昇、マザーズ指数も上昇しましたが小幅にとどまっています。
値上がり銘柄2960に対し値下がり銘柄838と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は118、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は47.5%となり、前日の30.4%から大きく上昇しました。空売りの買い戻しや新規買いを実行しました。持ち株の量も急落前の水準にだいぶ近づいてきました。
<やはり全面高にはなりそうもない>
個別銘柄をみると、私の保有株の中にもテクマトリックス(3762)、ディップ(2379)、オプティム(3694)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、リクルートホールディングス(6098)、ベイカレント・コンサルティング(6532)、図研(6947)、NCS&A(9709)など、高値更新となるものが多く出ています。
昨年来高値更新銘柄が100を超え、昨年来安値更新銘柄がゼロですから、株価調整局面はひとまず終了したとみるのが妥当でしょう。
ただ、日経平均株価がこれだけ大きく上昇したにもかかわらず、値下がり銘柄が838もあることには注意が必要です。つまり、日経平均株価大幅高であっても、決して日本株が全面高にはなっていないということです。
2月6日に株価が目立って上昇したのは、日経平均株価に採用され、かつ株価水準が高い銘柄です。こうした銘柄は個人投資家のほとんどが手掛けていません。
逆に、個人投資家に人気の高い中小型株は弱く、値下がりしているものも目立ちます。
したがって、今後日経平均株価が上昇していくにしても、個別銘柄については全てが上昇するのではなく、強い銘柄は強く、弱い銘柄は弱い、という推移をしていくものと考えられます。
強い銘柄の上昇トレンドにはしっかりと乗ってついていくこと、そして弱い銘柄に固執しすぎないことが重要です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。