<今日の日本株>
1月8日の日本株は、再び朝から大きく下落し、日経平均株価は一時600円の下落となり、23000円割れの局面もありました。後場は300円以上戻しましたが、終値は370円96銭安の23204円76銭と大幅安で引けました。
TOPIXやマザーズ指数も大幅下落となりました。
値上がり銘柄511に対して値下がり銘柄3377とほぼ全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は42、年初来安値更新銘柄は32でした。
ADA指数は52.5%となり、前日の64.4%から大きく低下しました。株価の大幅下落により、25日移動平均線を割り込んだ保有株を売却したことによります。
<マーケットに振り回されていませんか?>
個別銘柄をみると、メドピア(6095)など高値更新となる銘柄もあったり、NEC(6701)やソニー(6758)が上昇したりと、すべての銘柄が弱いというわけではありません。
年始からマーケットは激しい動きになっています。6日に大幅安→7日は大幅反発→8日は再び大幅安となっており、シカゴ日経平均先物の動きから9日は再度大幅反発しそうな感じです。
このように、大きな上げ下げを繰り返されると、マーケットに振り回されてしまいがちです。6日の下げで慌てて持ち株を売却して7日の急上昇をみて買い戻し、しかし8日の再度の急落でまた持ち株を投げ売り・・・
こんなことをしていては、損失がどんどん積みあがってしまいます。
さらには、乱高下に嫌気がさして、反発したときに「どうせまた下がるだろうから買い直さない!」と決めつけた結果、株価が大きく上昇して利益を取りこぼすことにもなります。
ではどうすればよいのか?多少の上げ下げには耐えることができるような売買ルールを持つべきです。例えば25日移動平均線を割り込んだら売却する、とすれば強い銘柄は今年に入ってからの株価下落でも移動平均線を割り込まないものが多いので、保有を続けることができます。
こうすれば、ここから上昇に転じた時、ある程度株を保有しているはずなので、利益を得ることができます。
昨日のADA指数がまだ50%を超えている(つまり、かなり株を保有している)ことからみても、もしここから急反発しても、ある程度の利益は獲得できることが分かると思います。
もちろん、25日移動平均線近辺で行ったり来たりする銘柄もあるので、多少ドタバタしてしまうのは避けられませんが、それでも何もルールなく慌てて売ったり買ったりを繰り返すより、はるかに余計な損失を避けることができます。
では持ち株をずっと持ち続けていればよいのでは?という考えもあるでしょうが、もしここから株価が大きく下落してしまうと、多額の含み損を抱えて身動きが取れなくなります。したがって、持ち続けるという選択肢もリスクが極めて高いです。
株価が天井を付けた後は、こんなものでは済まないほど株価が乱高下します。今のうちに、しっかりと売買ルールを作り、荒波を乗り越えていくようにしましょう。
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