<10月4日の日本株>
週末10月4日の日本株は、朝方小幅安となったものの、後場には上昇に転じました。日経平均株価の終値は前日比68円46銭高の21410円20銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2209に対し値下がり銘柄1380と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は27、年初来安値更新銘柄は24でした。
ADA指数は23.9%となり、前日の20.9%から上昇しました。株価反発に伴い、空売りの買い戻しをした一方、移動平均線割れの保有株を売却したりもしました。ただ、まだまだ上昇トレンドの銘柄も多く、買い持ちもそこそこあります。
<決め打ちは禁物(自戒を込めて)>
個別銘柄をみると、高値更新となるものはわずかなものの、上昇トレンドのまま株価がほとんど崩れていない銘柄もかなり存在します。
一方で、ここ数日の下落でいち早く25日移動平均線を割り込んできた銘柄も多く、そうした銘柄は弱い銘柄であると判断し、空売りを実行しました。
ところが、週末のアメリカ株が大幅反発となり、空売りは損切りの買い戻しとなりそうな雰囲気です。
私自身、今年に入り、かなり空売りを実行していますが、多くは失敗に終わっています。その理由は「さすがにそろそろ大きく下がるだろう」という気持ちが心の中にあって、「大きく下がるのなら早めに大きく空売りのポジションを構築すべき」と思っていたからです。
しかし、大きく下がると思ったらそうならずに反発・・・、再び下げに転じたので空売りを強めたらまた反発・・・というように、明確なトレンドを持った相場全体の下落が訪れないまま今年が過ぎようとしています。
結局は、下降トレンドになったら保有株は売却し、再度上昇トレンドになるまで買い直さない、という点は問題なかったものの、下降トレンドになったら新規に空売りをする、という行動がよくなかったようです。
それでも、どこかで大きく下がることは間違いないと思っているので、下降トレンドになったら空売りすることはやめないと思いますが、さらなる下げを期待して大きく空売りのポジションを取るのは控えようと思っています。
私に限らず多くの投資家が、今後のさらなる大きな下落を警戒しています。でも、多くの投資家が下げを警戒しているときというのは、案外下がらないものです。「バブル相場がまだまだ続く」「大きな下げは当面ないだろう」といった気のゆるみを多くの投資家が感じないと、株価は大きく下がらないのかもしれません。
今後は、株価のトレンドに逆らわずついていくのは同じですが、特に下降トレンドの初期段階で、さらなる下げを決め打ちして空売りのポジションを大きくしすぎないように注意していきたいと考えています。
まずは、週明けの日本株の反発力の強さ、日経平均株価が25日移動平均線超えまで戻れるかを確認したうえで、買いと空売りのどちらを強化するかを決めて行きたいと思います。
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