銘柄次第で雲泥の差ー2019年9月10日の日本株

<今日の日本株>
9月10日の日本株は、終日強含みの展開となり、日経平均株価の終値は前日比73円68銭高の21392円10銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄2168に対し値下がり銘柄1506とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は62、年初来安値更新銘柄は6でした。

ADA指数は42.1%となり、前日の42.7%とほぼ変わらずでした。新規買い銘柄はあまりなく、25日移動平均線割れの保有株の売却と、空売り銘柄の買い戻しが主でした。

 

<銘柄により全く異なる動きに>
個別銘柄をみると、本日特筆すべきはなんといってもメガバンクの大幅高の動きです。それ以外に、ノンバンクや鉄鋼株、海運株、証券株なども大きく上昇しているものが目立ちます。
これらの銘柄の特徴は、大型株であること、そして長い間株価が下落して低迷していた銘柄のリバウンドであることです。
メガバンク株がここまで大きく上昇するのは珍しく、かなり大きな資金が入ってきている表れです。

一方、オリエンタルランド(4661)など、これまで順調に上昇していた上昇トレンドの銘柄の多くが下落し、大きな陰線を引いたものも少なくありません。

私は上昇トレンドが続く銘柄を中心に保有しているので、今日はかなりマイナスとなりました。銀行株や証券株などは少し持っていますので、それらは順調でしたが焼け石に水、という感じです。

はっきり言って、今回の上昇の中心を見誤りました。そもそも長期間にわたり下落を続けている銘柄というのは業績が芳しくないので、リバウンドしたとしても大したことはないと思っていましたし、逆に空売りを大量に入れていましたが、予想外に反発しています。空売りは買い戻しましたが、ドテン買い転換まではできませんでした。

では、ここから銀行株や証券株など、大きく反発した銘柄に飛び乗るべきかといえば、そうは思いません。やはりリバウンドはリバウンドでしかなく、明日以降、反発が終われば再度大きく下落してしまう可能性もあるからです。

となれば、買った株が損切りとなった場合の損失率が小さくなるタイミングで買うべきです。具体的には25日移動平均線からのかい離率が5%を超えているものは買わない、できれば2~3%になるまで引き付けてから買う、という形です。

今日時点ではリバウンドで大きく反発している銘柄の多くが、移動平均線からのかい離が大きく手を出せないため、それらはしばらく静観します。まだ移動平均線からのかい離が小さい銘柄もそこそこあるため、それについては少し買っていこうと考えています。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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