<今日の日本株>
8月21日の日本株は、朝方こそ大きく下げて始まったもののそこからはじり高の展開となり、引けは小幅安で終えました。日経平均株価の終値は前日比58円65銭安の20618円57銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅に上昇しました。
値上がり銘柄1053に対し値下がり銘柄2616と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は26、年初来安値更新銘柄は71でした。
ADA指数は12.2%となり、前日の9.4%から上昇しました。上昇トレンド銘柄を新規買いしたことなどが理由です。引き続き、買いの方が売りより多いロング・ショート戦略を実行中です。
<強くはないが弱くもない・・・>
個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄がまだそこそこ出ているなど、決して強い動きではありません。ただ、底打ちから反発局面に入っている銘柄も多く、新規に空売り候補となる銘柄(25日移動平均線を新たに割り込んできた銘柄)もほとんどないため、弱い動きともいえません。
結局、今の日本株は主体的に動くということができないこと、そして下がれば日銀のETF買いが入るが上がると上値を追って買う投資家がいないことから、全体としてみれば方向感が乏しい展開になっています。
また、多くの銘柄が反発局面にあるといっても、25日移動平均線の下に株価が位置しているものも多く、強気になってなんでも買っていけるかと言えばそんなこともありません。
それでも、新たに25日移動平均線を超えてきた銘柄も日々少しずつ増えてきていて、そうした銘柄を新規買いすることは続けています。一時マイナスだったADA指数がプラス10%を超えてきているのはそのためです。
個人的にはいつ株式マーケットのクラッシュが起こってもおかしくないと思っているため、ADA指数がプラス50%とか、プラス80%になるまでどんどん買っていく、というのは今のところ全く想定していませんが、このまま反発局面が続けば、プラス30%程度まではポジションを増やしていく可能性は大いにあります。あとは、空売りを買い戻す必要があるほどまで反発すれば、空売りの買い戻しにより、ADA指数も上昇することになります。
最近はいつも同じ話ばかりしているように思いますが、今日も変わらず、上昇トレンドの強い銘柄は保有を継続し、下降トレンドの弱い銘柄を空売りする、これを引き続き続けていきます。全体が反発局面だからといって、下降トレンドの銘柄を買い戻す必要はないと思っています。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。