株価上昇も上値重いー2019年8月14日の日本株

<今日の日本株>
8月14日の日本株は、前日のアメリカ株の大幅上昇、大幅円安を受け終日高い展開となりました。ただ、アメリカ株と比べて上値も重く、日経平均株価の終値は前日比199円69銭高の20655円13銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2584に対し値下がり銘柄1092と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は40、年初来安値更新銘柄は66でした。

ADA指数はマイナス4.2%となり、前日のマイナス4.7%とほぼ変わらずでした。下降トレンドに転じた銘柄の売却と、上昇トレンド銘柄の買いを行っています。引き続き、ロング・ショート戦略を継続しています。

 

<昨晩のアメリカ株大幅安で日本株も厳しい展開に>
個別銘柄をみると、ヒビノ(2469)やエレコム(6750)など高値更新となる銘柄もある一方、決算発表をきっかけに大きく売られる銘柄も多数出ています。

引き続き、上昇トレンド銘柄と下降トレンド銘柄が混在する二極化相場で、下降トレンド銘柄の方が多いという状況です。つまり、日本株全体でいえば下落しているという動きです。

朝方こそ高かったもののそこから陰線を引いて下落に転じたり、上げ幅を大幅に縮小している銘柄がかなり多かったというのが14日の動きをみた感想です。
アメリカ株が大きく上昇しても日本株は同じように上昇できない、一方アメリカ株が大きく下落すれば日本株も同じように下落するのが現状です。

昨晩のアメリカ株は、12年ぶりの逆イールド発生(長短金利差逆転)などを嫌気してニューヨークダウが800ドルを超える大幅安となっていて、本日15日の日本株も朝方から大きく売られる展開が予想されます。

個人的には、上昇トレンドの強い銘柄を慌てて売る必要はないと思っていますが、逆に下降トレンドになったら速やかに売却する、割安に思えたとしても下降トレンドにある銘柄を買うことはしない、といういつもどおりのルールを淡々と実行するだけです。
ここから本格的な下げとなれば、現時点で割安に見える銘柄でもさらに大きく下がり、下手に手を出すと塩漬け株を作ることになります。

おそらく次のチャンスは大きく株価が下落してから到来するでしょうから、そのチャンスが来るまでに大きく負けたり、含み損を抱えた塩漬け株ばかりで投資するキャッシュがない、という事態に陥ってはならないのです。

でも残念ながら、チャンスをつかめる個人投資家はいつも少数です。現時点で「割安だ」と下降トレンドの銘柄を喜んで買っているような投資家は、チャンスをつかむことは極めて難しいでしょう。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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