先物の下げが気になるがー2019年7月30日の日本株

<今日の日本株>
7月30日の日本株は、朝方大きく上昇したものの後場伸び悩みとなり、日経平均株価の終値は前日比92円51銭高の21709円31銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2346に対し値下がり銘柄1292と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は89、年初来安値更新銘柄は24でした。

ADA指数は32.4%となり、前日の32.4%から変わらずでした。新規の購入銘柄があったり、保有株の売却や空売りの買い戻しがあったりしましたが、トータルでみれば変化なしという状況です。

 

<日経平均株価、直近高値更新できず>
個別銘柄をみると、エス・エム・エス(2175)、神戸物産(3038)、エレコム(6750)など高値更新となる銘柄もありますが、インソース(6200)のように高値更新後伸び悩むものもあるなど、すっきりとした上昇とはなかなかいきません。

日経平均株価も直近高値を更新できず、頭打ちの動きとなってしまっています。さらにはシカゴ日経平均先物が21480円まで値下がりしており、このまま21800円どころの日経平均株価の直近高値を超えられなければ、下げに転じる可能性も大いに考えられます。

決算発表シーズンに入っていますが、あくまでも株価のトレンドに従って淡々と行動するだけです。決算発表前後の株価の乱高下に巻き込まれたくないのであれば、決算発表を控えた銘柄は手を出さない方が無難でしょう。とにかく今は「利益を上げること」よりも「大きな損失を出さないこと」を重視するようにすべきと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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