<7月26日の日本株>
週末7月26日の日本株は、日経平均株価が終日弱含みの動きとなり、終値は前日比98円40銭安の21658円15銭でした。
TOPIXも下落、マザーズ指数は小幅下落となりました。
値上がり銘柄1315に対し値下がり銘柄2278と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は48、年初来安値更新銘柄は37でした。
ADA指数は32.4%となり、前日の37.0%から低下しました。多少の新規空売りおよび保有株の売却をしたことによるものです。一時反発したものの再度移動平均線を割り込んできた弱い銘柄については打診的な空売りを進めています。
<FOMC後のアメリカ株や為替の動きは?>
個別銘柄をみると、神戸物産(3038)、ベイカレント・コンサルティング(6532)、デジタルアーツ(2326)など、一度高値更新となった銘柄は上値追いを続けている一方、年初来安値更新となる弱い銘柄もあります。
さらには、25日移動平均線を明確に割り込む銘柄もあれば、逆に25日移動平均線を明確に上回ってきた銘柄もあり、個別銘柄は相変わらず統一感なくバラバラな動きです。
日経平均株価も、先週一時直近高値を超えたもののすぐ押し戻されており、現時点ではまだ明確な上方向とはなっていません。
今の日本株は主体性がなく、アメリカ株の動きにかなり左右されていますから、個人的には今月末のアメリカFOMCにより利下げが行われるかどうか、そしてそれにより株価がどう反応するかに注目しています。
結局、今の日本株はどっちつかずの動きであり、そう遠くない将来に上か下に大きく動くと思われます。そうなれば私も上なら買いポジションを増やし、下方向なら空売りのポジションを増やすことになります。
ただ、現時点ではどちらに行くかは全くもって分かりませんから、上昇トレンドの続く強い銘柄を保有する一方で、下降トレンドの続く弱い銘柄を空売りするというロング・ショートのポジションで乗り切っているわけです。
仮にFOMCによりアメリカが利下げとなったとして、すぐに株価が反応するとは限りません。しかし、今までは利下げを行った後しばらくすると、株価が下方向に動くことが多かったため、やはり下方向への警戒は怠らないようにすべきです。
最近、専門家・評論家・アナリスト・ストラテジストといった人たちから、日本株への強気スタンスを進める発言が目立ちます。
しかし、まだ株価の方向性が明確でないうちから決め打ちすべきではありません。予想と逆方向に行った場合、大きな損失につながるからです。
株式投資で成功するためには、将来を予想するのではなく、株価の動きについていく必要があります。そして、今のように株価の方向性が明確でないうちは、大きなポジションを作らず、今後動いた方向に乗るのがセオリーです。
近い将来急落するのか、それとももう少しバブルが延命してから急落するのか・・・いずれにせよ、今はバブルですから最後は崩壊するしかありません。そうなったときに小さい損失で乗り切ることができた投資家が、最後には笑います。
昨年末の急落時に逆張りでリバウンドを拾い、今年利益を上げるような手法を続けていれば、いつか来る想定外の大暴落で塩漬け株に苦しめられるでしょう。急落後の反発時にどれだけ多くのキャッシュを持っているか・・・勝敗を決めるのはこの1点といっても過言ではありません。
だから、急落後の反発時に向けてキャッシュを残しておくことができる投資手法を実行し続ける必要があるのです。その1つが、25日移動平均線を割り込んだ株は売却する、という方法なのです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。