<今日の日本株>
7月18日の日本株は朝方からほぼ一本調子で下げ続け、大幅安となりました。日経平均株価の終値は前日比422円96銭安の21046円24銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安でした。
値上がり銘柄407に対し値下がり銘柄3413と久しぶりに全面安となりました。年初来高値更新銘柄は14まで減少、一方年初来安値更新銘柄は130まで急増しています。
ADA指数は10.7%となり、前日の20.2%から低下しました。下降トレンド転換銘柄の増加を踏まえ、保有株の売却や新規空売りを淡々と行っています。
<オオカミ少年>
年初来安値更新銘柄が130にも達していることからも分かる通り、今日の下げで一気に状況が悪化しました。ただ、悩ましいのは短期的なテクニカル指標が底値圏を示唆していて、かつ今年に入ってからは、底値圏に達してから程なく反発に転じているという点です。
私自身は、ここからのバブル崩壊による急落を最も警戒していますので、テクニカル指標が底値圏に達しても、底割れしてさらに相場が崩れることを考慮したポジション構築をしています。
しかしながら、今まではそこから株価が反発し、逆に空売りの損切り買戻しを余儀なくされているわけです。
大きな下げに備えたポジション構築をしながら、結局はテクニカル指標が底値圏を示唆するごとに反発を繰り返していると、「いつかテクニカル指標など全く役に立たなくなるほどの急落が起こる!」と言ってもオオカミ少年にしか見えません。
でも、急落、暴落になっても耐えられるようなポジション構築をしておかないと、実際にオオカミ少年の言っているとおり、急落、暴落になったら、あっという間にとてつもない損失を被ることになるのです。
今回も、だいぶ空売りを増やし、ここからのさらなる下落に耐えられるようなポジションを作っていますが、これがまたオオカミ少年の戯言となり反発に向かうのか、それとも今回ばかりはテクニカルが通じずに急落に向かうのか、今のところは分かりません。
私は、分からないならば上、下どちらに行っても対応できるような行動をとるべきだと思っています。少なくとも本日時点では下方向に向かいつつあるのは事実ですから、さらなる下げに対応できるようなポジションを持つべきだと思います。
今日の下げを受け、「絶好の買いチャンス!」と言っている専門家・評論家もいるようですが、それを信じていると、いつか来る急落に巻き込まれて、再起不能なほどの損失を生じさせることになりかねないことだけは、理解しておいてください。テクニカル的に9割方下げ止まるポイントであっても、残り1割に当たったら全く意味がない、だからテクニカル指標は過信しないようにしましょう。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。