<今日の日本株>
7月2日の日本株は、前日の大幅高からの反落とはならず、強い動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比24円30銭高の21754円27銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2416に対し値下がり銘柄1260と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は119、年初来安値更新銘柄は2でした。
ADA指数は53.3%となり、前日の38.5%から上昇しました。引き続き、空売りの買い戻しおよび新規買いを進めたことによります。
<ここからの買いは高値掴みに注意>
個別銘柄をみると、大部分の銘柄が上昇トレンド、そして下降トレンドの銘柄においても株価は上向きになっています。つまり、全面高の状況になっているということです。
したがって、このような状況では基本的には強気になるところですが、結構急な展開だったため、買いそびれてしまっている人もいるかもしれません。
ただ、個別銘柄の多くは25日移動平均線からのかい離が大きくなっていて、私であればそこから追いかけて買うことはしません。
2018年10月のときもありましたが、株価が上昇すると見せかけて急落することもあり、そうなれば高値掴みの買いが大きな損失の原因となってしまいます。
株価が下がったときは損切りをすることになりますから、その時の損失を抑えるには、あまり高く買うことは避けるべきなのです。
私はすでに買い仕込んでいますからこれ以上買い続けることはしませんが、もしここから買うなら上昇トレンドになったばかりのものを選ぶと思います。後は株価の調整を待って押し目で買います。仮に株価がどんどん上昇を続け、押し目が来なければあきらめます。
将来、再び大相場が来ることでしょう。今回の反発にしっかり乗ることができたかどうかが、大相場に乗れるかどうかのカギです。もし今回乗り遅れたという方は、行動を工夫しないと今後来たる大相場にも乗ることができません。
反発は短期的でその後大きく下げると予想して今回の反発に乗らなかった、というのであれば別ですが。実際私もそのことが脳裏に浮かびますので現状程度のポジションにとどめたいとは思っているのも確かです。さすがに今回の上昇が大相場の入口とも思えませんが、中相場くらいになるかも知れませんのである程度のポジションは取る必要がありそうだ、という判断からです。
つまり。ポジションを取らないことにより利益が取れないリスクと、ポジションを取り過ぎることにより株価下落で損をするリスクの両方を見越しているのが今のポジションと思ってください。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。