年初来安値更新銘柄400超ー2019年5月9日の日本株

<今日の日本株>
5月9日の日本株は終日弱い展開となり、日経平均株価の終値は前日比200円46銭安の21402円13銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。

値上がり銘柄686に対して値下がり銘柄3066と全面安に近い状況、年初来高値更新銘柄は43、年初来安値更新銘柄は434でした。

ADA指数は0.4%となり、前日の14.7%から大きく低下しました。保有株の売却および新規空売りの実行によるものです。

 

<日経平均株価>TOPIX>個別銘柄>
特筆すべきは、年初来安値更新銘柄が434にも達しているということです。
日経平均株価のチャートをみると、25日移動平均線を割り込んではいますが年初よりかなり高い状況です。一方のTOPIXは、日経平均株価より明らかに弱い動きであることが分かります。
さらに多くの個別銘柄は、今年に入ってからの安値をすでに割り込んでいて、銘柄によっては昨年末の急落時の安値すら割り込んでいるのです。

ということは、現在の日本株は非常に弱い状況であり、個別銘柄の多くは天井をすでにつけているものの、日経平均株価採用銘柄など一部の銘柄が強いおかげで、日経平均株価だけをみるとまだまだ強くみえる、というのが現状です。

はっきり申し上げて、日経平均株価がいくら上がろうが関係ありません。重要なのは、個別銘柄の多くが上昇トレンドとなり、その中から高値を更新する銘柄が日増しに増えていく相場に今後なっていくかどうか、ということです。

しかしながら、逆に年初来安値更新銘柄がこれほどまでに増加している現状では、そのような全面高は望めそうにありません。
一方でまだ強い銘柄もそれなりに残っていますから、そうしたものは買い・保有でよいと思います。私は弱い銘柄については空売りを入れてロング・ショートとしていますが、空売りをするかどうかはご自身のご判断にお任せします。
本日のADA指数はほぼプラスマイナスゼロになっていますが、実は買いポジションも結構あります。同じくらい空売りのポジションを持っているためトータルでゼロ近辺になっているということです。

ただ、1つ言えることは、割安だと言って、下降トレンドが続き株価下落が止まらない銘柄(特に含み損を抱えている銘柄)にしがみつくのは非常に危ないということです。

もし、ここから株価が本格調整の局面を迎えれば、今弱い銘柄はさらに大きく下落してしまいます。そうなれば多額の損失は避けられません。

短期的には反発も十分にありえる水準に来ていますから、例えばここからの多額の空売りなどはリスクが高いですが、私はすでに空売りを実行していて下降トレンドにある銘柄を利食いするつもりはありません。もちろん下降トレンド銘柄を我慢して保有しているということもありません。
買いそびれた上昇トレンド銘柄で移動平均線からのかい離が小さくなったものは少し拾おうと思っていますが、強い銘柄を買い、弱い銘柄を売るというロング・ショートの戦略は変更ありません。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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