大幅に続落ー2019年5月8日の日本株

<今日の日本株>
5月8日の日本株は朝から大幅安ではじまり、終日弱い展開となりました。日経平均株価の終値は前日比321円13銭安の21602円59銭と大幅に続落しました。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄764に対し値下がり銘柄2968と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は29、年初来安値更新銘柄は282まで膨らみました。

ADA指数は14.7%となり、前日の25.6%から大きく低下しました。保有株の売却に加え、新規の空売りも実行しました。ちょっと守りを重視した方が良い動きと感じましたので、空売りを増やしてみました。

 

<これまでは下げ止まったが・・・>
8日の下げで、日経平均株価は明確に25日動平均線を割り込みました。TOPIXはすでに割り込んでいましたが、8日の下げにより一段とチャートの形が悪化しました。
そして年初来安値更新銘柄が300近くにも達している状況、これを問題視しないのであれば、株式投資で勝つことはできないと言ってよいほど個別銘柄は弱い動きです。

個人的には、手掛けている中小型成長株が、7日に続き8日も強いものが多かったため、損益はプラスとなりましたが、ここから世界同時株安ともなれば、今強い銘柄も最終的には売られてしまいますので今後の動きを注視する必要があります。

昨年年末の下げ以降、今回程度の日経平均株価の下げは2回ありましたが、いずれも下げ止まって反発しています。今回も同様に下げ止まると思っている投資家も多いでしょうし、ヤフー・ファイナンスなどでは8日の下げは絶好の買い場としている評論家もいるようですが、そんなものを信じていたら、本格的な株価下落でとてつもない損失を出してしまいます。

やはり、年初来安値更新銘柄が300銘柄近くあるのですから、警戒を強めなければいけません。上昇トレンド銘柄を保有するのは問題ありませんし、私も保有継続していますが、下降トレンドになった銘柄を「きっと今回も我慢して持ち続ければ株価も戻るはず」と思って保有株を売らないのはリスクが高いことをわきまえてください。

いつ来るかは分かりませんが、ほとんどの投資家がパニックになり、大きな損失を被るような暴落は必ず来ます。来てから「あの時売っておけば良かった」では手遅れなのです。下げの始まり、例えば25日移動平均線割れで売るというクセをつけておけば、リーマンショック級の下落が来ても生き残れます。

いかにして大きく勝つかではなく、いかにして大きく負けないか・・・。この重要性を理解できた個人投資家だけが、株式投資で成功する資格があります。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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