<2月22日の日本株>
週末2月22日の日本株は、日経平均株価が値下がりしてはじまるも底堅い動きで小幅安にとどまりました。終値は前日比38円72銭安の21425円51銭でした。
TOPIXも小幅安、マザーズ指数は上昇しました。
値上がり銘柄1570に対し値下がり銘柄2040とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は7、昨年来安値更新銘柄は1でした。
ADA指数は14.2%となり、前日の20.2%から低下しました。下降トレンドに転じた保有株を売却したほか、新規に空売りを多少実行しました。ここまで株価が強いにもかかわらず逆に下降トレンドにとどまっている銘柄を空売りすることで、将来の株価下落に対するヘッジを行いました。
<アメリカ株にどこまでついていけるのか>
22日はマザーズ指数も再度25日移動平均線を回復してきており、これで日経平均株価、TOPIXと合わせて3指数が25日移動平均線超え、つまり上昇トレンドにあります。
ただ、高値更新となる銘柄はほとんどなく、基本的には昨年年末の急落のリバウンドという認識でいます。
一方、アメリカ株は異様に強い動きがつづいており、これが崩れない限りは日本株も堅調な動きを続けそうです。
とはいえアメリカ株もいつ崩れてもおかしくないと思っていて、これが日本株が上昇トレンドでもあまり強気になれない理由です。さらには、個別銘柄をみても全面高にはなっていないため、資産を大きく増やすチャンスである大相場とも異なるという認識です。
結局は、すでに保有していて上昇トレンドが続く銘柄は下降トレンドに転じるまで保有を続ける、新規で買うのであれば25日移動平均線を割り込んだときの損切りが小さく済むよう、25日移動平均線からのプラスかい離が小さいものから選ぶ、というのが私自身の当面の投資戦略です。
個人的には今回の上昇は取り逃してもよいと思っています。もし本当にここから強い動きになるとしても、一旦は株価が反落し、下降トレンドになります。そこから再度上昇トレンドになったのならば、そのタイミングで強気に転じてみたいと考えています。反発がすでに2ヶ月間も続いていますし、今から強気になるのはすでに遅いと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。