<2月8日の日本株>
3連休を控えた週末、2月8日の日本株は、朝方から大きく下げて始まり、引けにかけて値を崩す展開となりました。日経平均株価の終値は前日比418円11銭安の20333円17銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大きく下落しました。
値上がり銘柄662に対して値下がり銘柄3082と全面安に近い状況、昨年来高値更新銘柄は4、昨年来安値更新銘柄は81でした。
ADA指数はマイナス6.3%となり、前日のプラス15.2%から大きく低下し、マイナス圏となりました。保有株の売却と、新規空売りを進めたことによるものです。ロング・ショート戦略でロングを減らし、ショートを増やした結果です。
<セオリーでは「売り」の急所だが・・・>
個別銘柄をみると、SBSホールディングス(2384)、はてな(3930)、エレコム(6750)など高値更新となっている銘柄もありますが極めて少数です。
逆に。昨年来安値更新銘柄が81にまで増加しており、日経平均株価やTOPIXが25日移動平均線を少し割り込んだだけにもかかわらず、弱い銘柄はズルズルと値下がりを続けていて、昨年末の急落時の安値すら簡単に割り込んでしまっているという状況です。
日経平均株価やTOPIXを個別銘柄と見立てれば、まさに「売り」の急所であり、保有株は売却し、空売りをするのであれば絶好のタイミングといえます。
実際、私自身は保有株を売却する一方、新規空売りを実行した結果、買いより空売りの方が多くなっています。週末の日経平均先物がやや反発傾向にあるため、週明けは意外と強い動きになるかも知れませんが、セオリー通り考えれば(個別銘柄ベースで)25日移動平均線を割り込んだ直後は下降トレンドへの転換の可能性が高いので、保有株は売却するという判断になります。
もし、株価が下がらず反発し、再度25日移動平均線を超えたら買い直せばよいだけであり、逆に25日移動平均線割れ直後に売らなければ、いったいいつ売るの?という話です。
日経平均株価の動きに比べて個別銘柄の動きが弱い、という状況は昨年来続いていることです。その日経平均株価自体が下降トレンドになったならば、個別銘柄についてはさらに警戒が必要です。
決算発表シーズンも終盤に入っていますが、好決算で一瞬買われたものの、すぐに反落して結局は安値更新・・・というケースも数多くあります。
決算が良かったから、株価が値下がりしても持ち続ける・・・という失敗はぜひともしないようにしてください。決算が良かろうが悪かろうが、25日移動平均線を割り込んで下降トレンドになったら売却すべきです。そうしないと、さらなる下落でどうしようもなくなります。
決算が良かったことより、決算が良かったのに株価が値下がりしているという事実を重視してくださいね。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。