日本株底打ちか?-2018年12月12日の日本株

<今日の日本株>
12月12日の日本株は、朝から大幅高となり、じりじりと値を上げていく展開となりました。日経平均株価の終値は前日比454円73銭高の21602円75銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅高となりました。

値上がり銘柄3075に対し値下がり銘柄665とほぼ全面高、年初来高値更新銘柄は6、年初来安値更新銘柄は128でした。

ADA指数はマイナス24.9%となり、前日のマイナス46.8%から大きく低下しました。株価が一斉に反発したことから、空売りのうち、25日移動平均線近くまで戻ったものや、利益がプラスマイナスゼロにまで減ったものを買い戻ししました。また株価が弱って来たら再度売りなおすつもりです。

 

<底打ちかどうかを考える必要はない>
個別銘柄をみると、大部分の銘柄が反発して陽線引けとなっています。昨日年初来安値更新銘柄が600超えとなったことや、各種テクニカル指標が反発を示唆していたことなどを考えると、一旦は株価が反発する局面に入ったと思われます。

しかし、10月の底打ち時も11月の底打ち時も、株価が反発してもトレンドを変えるまでには至らず、そして弱い銘柄は反発力も弱く、その後の下げで安値更新してしまう、という状況が繰り返されています。

では今回はどうか、といえば、個人的には同じような状況になると思っています。TOPIXが一昨日に年初来安値を更新したという事実も忘れてはなりません。とはいえ、どこまで戻るか分かりませんし、本当に底入れかもしれません。

ですから、空売りについては25日移動平均線近辺まで戻った後の反落局面や、25日移動平均線を一旦超えてから再度割り込んだところで追加しようと思っています。

一方、上昇トレンドが続く強い銘柄も少ないながらも存在します。こうした銘柄についてはしっかりと保有継続して、利益を積み上げていきたいと考えてます。

いずれにせよ、底打ちかどうかなど、後になってみないと分からないものです。ピンポイントで当てに行くものではありません。

上昇トレンドの銘柄は保有を継続し、下降トレンドの銘柄は反発後の再度の下落の局面で空売りする、という作業を淡々と繰り返していくつもりです。

多くの銘柄が下降トレンドにあり、年初来安値更新銘柄も多い状況ですが、まだあまり悲壮感は感じません。昨日はテクニカル的な反発、そして14日に迫ったメジャーSQに伴うポジション調整の感が強いです。

押し目買いを繰り返している個人投資家があきらめて投げ売りをする、という状況が来ないと、本当の底入れは実現しないと思います。それまでは、守り優先でできるだけ損失を小さくして過ごしたいものです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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