<12月7日の日本株>
週末12月7日の日本株は、日経平均株価が朝高後プラスマイナスゼロ圏近くまで押し戻されるも後場再びじり高に転じ、終値は前日比177円06銭高の21678円68銭となりました。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅安となりました。
値上がり銘柄1838に対し値下がり銘柄1816と拮抗状態、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄は213でした。
ADA指数はマイナス25.0%となり、前日のマイナス25.7%とほぼ変わらずでした。上昇トレンドに転じた銘柄の買い、下降トレンドに転じた銘柄の売却や空売りを行った結果、ほぼ前日と同じ数値となりました。
<専門家の予想は「下げ止まり」・その根拠は?>
個別銘柄をみると、前田工繊(7821)、朝日インテック(7747)、デジタルアーツ(2326)、オイシックス・ラ・大地(3182)など高値更新となる銘柄もわずかながらあるものの、逆に年初来安値更新銘柄が200以上も生じているという状況です。
日経平均株価が上昇したにもかかわらずこれほどまでに年初来安値更新銘柄が多いということは、どこからどうみても下げ相場ということです。
上昇トレンド銘柄を保有する分には構いませんが、キャッシュポジションをできるだけ多くし、さらなる下落に備える局面です。
ところが、朝方つけていたテレビでは、今週の日本株は下げ止まるという予想をしている専門家が多いとのことでした。
個人投資家の方にヒアリングをすると、この朝の経済情報番組を見ているという方は多かったです。しかし、情報を取るためにテレビを見るのは構いませんが、その中で触れられている予想は一切参考にするべきではありません。
考えても見てください。一人の専門家が、今後の株価の予想、つまり外国人投資家、機関投資家を含めたすべての投資家がどのように行動し、株を売買するかを予想できるはずないと思いませんか?明日、明後日、来週、株価に大きな影響を与えるどんなニュースが出てくるか、誰にも分からないのが現実です。
では何を重視するかと言えば株価のトレンドです。株価の動きは、全てのマーケット参加者の行動の結果です。多くの銘柄の株価が値下がりを続けている、それはマーケット参加者の総意として日本株を売っている、これこそが現実であり真実なのです。
今週下げ止まるという専門家の無責任で根拠のない予想を鵜呑みにした結果、株価が暴落したらどうしますか?
将来は誰にも予想できません。それならば、専門家の予想に耳を傾けるのではなく、株価の動きが発してくれている情報、つまり株価のトレンド、もっと言えば投資家が実際に取っている行動をもとに私たちも動くべきです。
景気がまだまだ好調とか、さすがに売られすぎとか、PERが低いから割安だとか、一切関係ありません。外国人投資家がどう動くかが全てです。そしてそれは、株価のトレンドに必ず現れます。
だから私は、株価のトレンドを最も重視しているのです。その結果、幾度と訪れる急落、暴落を乗り越えてきたのです。
今はバリバリの下げ相場。こんなときに「下げ止まり」などという言葉を信じて株を大きく買う、ということはすべきではない、というのが私の考えです。
もしその結果、今回は事なきを得たとしても、同じことを繰り返していればいつかは大損をしてしまうでしょう。大損をしたくなければ、下げ相場では無理をして買わないことです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。