<10月19日の日本株>
週末10月19日の日本株は、前日のアメリカ株安を受け、大幅安ではじまり、朝方は日経平均株価が一時22200円近くまで下落しました。しかし、その後は反発して下げ幅を縮め、終値は前日比126円08銭安の22532円08銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落したものの、日経平均株価と同様な動きとなりました。
値上がり銘柄1198に対し値下がり銘柄2464と値下がり優勢なものの思ったより値上がり銘柄も多かったです。年初来高値更新銘柄は8、年初来安値更新銘柄は150でした。
ADA指数はマイナス11.2%となり、前日のマイナス5.2%から低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株の売却や、新規空売りなどを行ったことによるものです。ロング・ショート戦略変わらずです。
<強い銘柄にはしっかりついていく>
個別銘柄をみると、高値更新銘柄は朝日インテック(7747)などごくわずかにとどまっています。ただし、高値更新までには至らないものの、上昇トレンドが継続している銘柄も2割ほどあるものと想定されます。
また、下降トレンド銘柄についても、大幅安とはならず、朝方から反発して陽線引けとなっているものが非常に多いです。
まだまだ予断を許しませんが、少なくとも金曜日の動きだけで判断する限りは、思ったよりも下値は堅いという印象を受けました。
もちろん、だからといって下降トレンド銘柄の銘柄を逆張りで拾いに行くのは反対です。まだまだボラティリティが高い相場が続き、アメリカ株が大幅安になり、為替レートが円高となれば、再び底割れというリスクも十分に残っているからです。
私自身は、上昇トレンド銘柄で、25日移動平均線からのかい離率が小さくなってきた銘柄へ新規買い・追加買いをしてみたいと思っています。
やはり、下降トレンドの銘柄については空売りを継続しつつ、上昇トレンドの銘柄の新規買いや保有を続け、上と下、日本株がどちらに向かうかを見極めていきたいです。
上へ向かえば空売り銘柄を買い戻し、下へ向かえば保有銘柄を売却すればよいだけです。どちらに向かうかを予想するのではなく、「どちらに転んでも対応できるようにする」、これが株式投資で成功するための大きなポイントです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。