<今日の日本株>
週明け10月15日の日本株は、朝方から下げ幅を拡大し、日経平均株価は先週金曜日につけた安値を割り込み、大幅安となりました。日経平均株価の終値は先週末比423円36銭安の22271円30銭でした。
TOPIXも先週金曜日の安値割れ、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄760に対し値下がり銘柄2994と全面安に近い状況、年初来高値更新銘柄は12、年初来安値更新銘柄は234でした。
ADA指数はマイナス15.7%となり、先週末のマイナス2.7%から低下しました。保有株のうち25日移動平均線を割り込んだものを売却したことなどが主な理由です。株価の下落が進むにつれ、ロング・ショートのうちロング(買い)が減少し、ショートの比率が高まっています。
<短期的には陰の極にほぼ達しているが・・・>
個別銘柄をみると、再び年初来安値更新銘柄が234に達していて、まさに「アンタッチャブル」な相場環境です。
もちろん、少ないながらも上昇トレンドをキープしている銘柄もあり、それらについては保有を継続して問題ありませんが、例えば安値更新している銘柄を「そろそろ反発するはず」などと考えて逆張りで買い向かうのは、非常に危険です。
そのようなことを繰り返していると、うまくいくことも当然ありますが、いつかは大暴落、急落に巻き込まれて再起不能なほどの損失を被ってしまう恐れがあります。安易な買い向かいは絶対に禁物です。
ただし、短期的には陰の極に達しつつあるのも事実であり、あくまでも短期的ですが、いつ反発を始めてもおかしくありません。
しかしながら、反発が弱ければ、25日移動平均線を超えることすらできず再び下落に転じ、もしかしたら安値を割り込んでくるかもしれません。
デイトレードなどの短期売買をするのでなければ、いくら株価が割安に見えても、上昇トレンドに転じるまでは様子見をするのが無難です。
確かに、株価が大きく下がっている銘柄は、25日移動平均線を超えてから買うよりも、今買った方が安く買えます。
でも、株価が本格的に上昇するためには、絶対に25日移動平均線を超えなければなりません。株価が弱い銘柄は、25日移動平均線すら超えることができませんし、再度安値を更新してしまう可能性も高いです。
株価が本格的に上昇する余地があるかどうかを見極めるためにも、25日移動平均線を超えるまでは安易に手を出すべきではありません。
確かに今の時点で買いまくって、すぐに反発すれば大成功です。でも「●●ショック」のような急落、暴落となれば取り返しのつかないほどの損失を被りかねません。
大成功の可能性があるやり方は、大失敗の可能性もあるのだと気づいてください。「頭としっぽはくれてやれ」とは、有名な相場格言ですが、まさに今やるべきなのはその格言通り、25日移動平均線を割り込んでいる間はいくら株価が上昇しても気にしないことです。
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