<10月12日の日本株>
前日の大幅安から1日明けた10月12日の日本株は、日経平均株価が朝方こそSQの影響もあり安く始まったものの、引けにかけ上昇に転じました。
日経平均株価の終値は前日比103円80銭高の22694円66銭でした。
TOPIXは小幅に上昇、マザーズ指数は3%超の大幅反発となりました。
値上がり銘柄2336に対し値下がり銘柄1423と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は6、年初来安値更新銘柄は163でした。
ADA指数はマイナス2.7%となり、前日のマイナス11.4%から上昇しました。強い銘柄の株価が反発して25日移動平均線を超えるものもいくつかあったため、それらを買ったり、空売りを一部買い戻したりしたことによります。ロング・ショート戦略は引き続き継続中です。
<先行きの予想はしない>
個別銘柄を見ると、強い銘柄と弱い銘柄の動きがかなり鮮明となりました。強い銘柄は10月11日になってようやく25日移動平均線を割り込んだものの、朝方の安値から反発して陽線引け、さらに12日も陽線となり、早速25日移動平均線近辺まで戻っています。
さらに強い銘柄の場合は、金曜日の反発ですでに25日移動平均線を回復していたり、そもそも11日の下げでも25日移動平均線を割り込まなかったりしています。
ただ、大部分の銘柄は25日移動平均線を下回って下降トレンドにあり、そういう銘柄の多くは11日、12日の反発も鈍いものとなっていました。
さて、ここまで大きく下げてくると、色々な人が先行きについて色々な予想をしますが、今の日本株は自主的に動けるような状況ではありません。アメリカ株や為替レートの変動次第で、上にも下にも動く可能性があります。日本のファンダメンタルは好調だから株価は早晩下げ止まる、などという論調は間違っていることに気がつかなければなりません。株価急落時はファンダメンタルなどお構いなしに下落するからです。
株価が急速に下落した後は、株価の変動率が激しくなります。これを一般に「ボラティリティが高い」といいます。ボラティリティが高いと、大きく上昇したと思って買ったら翌日大きく下落、慌てて売却したら再び翌日大きく上昇・・・というように、タイミングよく売買することが難しくなります。
したがって、今買ってもよいのはあくまでも25日移動平均線を上回っている銘柄のみです。おそらく多くの銘柄が25日移動平均線を上回るころには、株価のボラティリティも低くなり、タイミングよく売買ができるようになるはずです。
もちろん、ここから大きく下落する可能性もありますが、その場合は多くの銘柄が25日移動平均線を上回ることができませんから、手を出さずにいれば何もダメージを受けずに済みます。
下手に今後の株価を予想したり、安く買おうとするから失敗するのです。あくまでも自然体で、株価のトレンドに応じてのみ動くことで、大きな失敗を回避することができます。
とりあえずは下げ止まったといえ、日経平均株価はじめ各株価指数は25日移動平均線を下回っています。引き続き警戒が必要です。無理に勝負に行く場面では絶対にありませんので注意してください。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。