<5月18日の日本株>
週末5月18日の日本株は終日強含みの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比91円99銭高の22930円36銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2175に対し値下がり銘柄1483と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は100、年初来安値更新銘柄は21でした。
ADA指数は73.6%となり、前日の70.7%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の買いを進めたことによります。
<上昇トレンドが続く限り・・・>
個別銘柄をみると、ルネサンス(2378)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、シスメックス(6869)など高値更新となる銘柄も数多くありました。
全体的に見て、上昇トレンド銘柄は7割方に達しているものとみられ、弱気に転じるような要素は特にありません。
ADA指数をみても70%を超えていて、私自身、強気を維持しています。
もちろん、年初来安値を更新している銘柄をはじめ、下降トレンドにとどまっている銘柄も少なくないので、そうした銘柄を避けないと、いくら日経平均株価が上がっても利益が上げられないのも事実です。
いつも通り、上昇トレンドが継続している銘柄を保有していれば特段問題のない相場環境にあります。
でも、多くの個人投資家は、株価が買値から10%、20%と上昇してくると「そろそろ天井をつけるのではないか」とソワソワしてしまい、上昇トレンドの途中で売ってしまいます。
株式投資は、一定数は損切りが生じますから、利益を大きくするためには、「利益をできるだけ伸ばす」ことが重要です。
それなのに、株価が買値から10%、20%のところで売ってしまうようでは、いつまでたっても株式投資で成功することはできません。
特に、大相場になった場合は、株価が3倍、5倍、10倍と値上がりしていきます。それを10%、20%の上昇で売ってしまうと、その後もどんどん株価が上昇して買い戻せないままになってしまいます。
株式投資で大きく利益をあげるためには、大相場をしっかり取り切ることが重要です。でも、大相場はいつ来るか分かりませんし、大相場になったかどうかは、しばらく時間が経たないと分かりません。
ですから、いつ大相場が来ても良いように、上昇トレンドが続く限りは中途半端なところで売らず、利益を伸ばすようにしておくことが重要です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。