<今日の日本株>
5月10日の日本株は、朝高後一時プラスマイナスゼロ近辺まで押されるものの、後場再び上昇しました。
日経平均株価の終値は前日比88円33銭高の22497円18銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄1797に対し値下がり銘柄1800とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は77、年初来安値更新銘柄は43でした。
ADA指数は62.8%となり、前日の70.8%から低下しました。保有株の中に25日移動平均線を割り込むものが数多くあったため、それらを売却したことによるものです。弱気に転じたというわけではありません。
<二極化相場を乗り越えるためには>
個別銘柄をみると、デジタルアーツ(2326)、ハウスドゥ(3457)など、好決算を発表した銘柄は高値更新が続き、上値追いとなっています。また、エレコム(6750)、MCJ(6670)など高値更新となる銘柄も結構出ています。
その一方、年初来安値更新銘柄もかなり生じているなど、銘柄によりかなり動きがことなっており、二極化の様相となっています。
ではどのような銘柄が高値を更新し、どのようね銘柄が安値を更新するかと言えば、主に決算発表の結果によります。
決算(3月決算企業の場合は2019年3月期の予想)が良かった銘柄は株価が上昇を続け、逆に良くなかった銘柄は株価が下落を続けている傾向がみられます。
例えば、JUKI(6440)やニプロ(8086)など、決算発表を受けて大きく値下がりした翌日以降も株価が下げ続けるものが多く見られます。
では、こうした銘柄を避けるためにはどうすればよいかといえば、とても簡単です。もし決算発表前から保有していたならば、25日移動平均線を割り込んだ時点で売却し、その後25日移動平均線を再度超えない限りは買い直さないことです。
決算発表は、それまでの株価のトレンドが転換する大きなきっかけの1つとなります。また、自分自身では「そんなに悪い内容ではないのに」と思っても、個人投資家には株価を動かす力はありません。株価を決めるのは個人投資家ではなくプロ投資家や外国人投資家です。
したがって、決算内容がそれほど悪くないようにみえたとしても、株価が値下がりして25日移動平均線を割り込んだなら、一度売却しておくのが大きな損失を避けるためには必要です。
自分の予想より、株価の動きを最優先して行動することが、大きな失敗をしないためには重要なのです。
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