利益を得にくい環境が続くー2018年5月1日の日本株

<今日の日本株>
ゴールデンウィーク中日である5月1日の日本株は、朝安からじり高の展開となり、日経平均株価の終値は先週末比40円16銭高の22508円03銭でした。
一方、TOPIXやマザーズ指数は下落しており、日経平均株価が相対的に強い状況が続いています。

値上がり銘柄1607に対し値下がり銘柄2056とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は93、年初来安値更新銘柄は51でした。

ADA指数は64.2%となり、先週末の62.8%から少し上昇しました。25日移動平均線を超えた銘柄を買い、割り込んだ銘柄を売却した結果の小幅上昇です。

 

<日経平均株価VSマザーズ指数>
個別銘柄をみると、合同製鐵(5410)など高値更新となる銘柄も散見されますが、私が主力としている内需系中小型成長株は相変わらず弱い動きでした。

一方、東京電力(9501)はじめ電力株が軒並み強い動きとなるなど、東証1部大型株の一部は上昇が続いています。

ただ、大手銀行株や証券株は伸び悩みから25日移動平均線を割り込む銘柄も出ているなど、東証1部大型株の中でもダメな銘柄はダメ、という二極化相場のさらに二極化が進んでいるような感触です。

年初来高値更新銘柄が93ある一方、年初来安値更新銘柄も51あるように、完全に銘柄によりバラバラの値動きとなっていて、複数の銘柄に投資するといくつかは上昇するがいくつかは下落するというように、トータルすると利益にならない動きとなっています。

上昇トレンドになった銘柄に種まきをして、伸びた銘柄のみ残すという形を私自身もとっていますが、銀行株や証券株をはじめ、少し上昇したと思ったらすぐ失速してしまうものも多数発生しているため、結局は利益が伸びない状況です。

今は3月決算企業の決算発表シーズンでもあり、これがひと段落するまでは個別銘柄の株価も乱高下しやすい相場環境にあります。決算内容がよく、かつ上昇トレンドにある銘柄の株価が伸びてくれることを期待し、そうした銘柄への種まきを続けつつ、マザーズ指数の本格的な上昇を待ちたいと思います。

やはり日経平均株価のみがいくら上昇しても個人投資家への恩恵は少なく、マザーズ指数が上値追いの展開となってくれないと大きな利益は望めないのが実情です。

 

================

【無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」】

~上位10%の投資家だけが知っている

教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

http://makenaikabushiki.com/lp_mail/

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事