<今日の日本株>
3月15日の日本株は、朝方200円超値下がりする局面もあったものの、引けにかけ上昇に転じました。
日経平均株価の終値は前日比26円66銭高の21803円95銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄1574に対し値下がり銘柄2057とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は60、昨年来安値更新銘柄は15でした。
ADA指数は68.2%となり、前日の67.8%とほぼ変わらずでした。上昇トレンドに転じる銘柄は日々上昇していますが、これ以上ポジションを増やしたくないので、銘柄入れ替えにより対応しています。
<割安でも下降トレンドの銘柄は見向きもせず>
個別銘柄をみると、毎度おなじみの銘柄が高値更新となっています。ニトリホールディングス(9843)、弁護士ドットコム(6027)、サイバーエージェント(4751)、ハウスドゥ(3457)、エラン(6099)などです。
ただ、日本株全体をみると、まだ下降トレンドの銘柄の方が多い状態です。
そのため、私自身、強い銘柄には強気なのですが、日本株全体でみるとまだ強気にはなれない、という微妙な状況です。個人的なADA指数の上限は80%としていますが、そこまで買うのは時期尚早と考え、ADA指数が70%以下になるようポジションを抑えるよう心掛けています。
さて、高値を更新している強い銘柄は、いわば右肩上がりの上昇を続けています。一方、PERなど各種指標で割安なものの株価がほとんど上昇していない銘柄も数多くあります。
このとき、多くの個人投資家は、まだ株価が上がっていない割安株を選択してしまいます。
でも、以前から申し上げているとおり、今買われているのは割安株ではなく好業績が続く成長株です。そして、成長株に投資するには、株価が右肩上がりに上昇している中で買う必要があります。
なぜなら、こうした銘柄を「安くなってから買おう」と思っても、あまり株価が下がってくれないからです。
株価が何年もの間上がり続けている株を買うことには、抵抗が大きいかもしれません。でも、そうした株を買わないと利益につながらない相場環境にあることにいち早く気づくことができた人から、今のような相場環境で利益を上げることができているのです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。