<11月24日の日本株>
週末11月24日の日本株は、朝方安かったものの、後場に入ってから上昇に転じ、日経平均株価の終値は水曜日比27円70銭高の22550円85銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2199に対し値下がり銘柄1440と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は145、年初来安値更新銘柄は16でした。
ADA指数は76.8%となり、水曜日の72.3%からさらに上昇、私の考える上限(80%)に再び接近してきました。
上昇トレンドが続き年初来高値を更新している銘柄も多い中、長期的に右肩上がりに上昇している成長株への投資を中心に実行しています。
<円高で内需系の成長株にシフトか?>
個別銘柄をみると、トラスト・テック(2154)、オカダアイヨン(6294)、福島工業(6420)など、長期的な上昇が続いている銘柄に高値更新が相次いでいます。
一方の、いわゆる「出遅れ銘柄」は株価が上昇しなくなっていて、結局は元の動き(成長株のみが買われる相場)に戻りつつあるという認識に変化はありません。
さらに、足元では1ドル=111円台まで円高が進んでいます。これまでの日本株の動きをみると、円高により日経平均株価が伸び悩む中、為替変動による業績の影響が小さい内需系の銘柄を中心に株価上昇が続いていたという経緯があります。
もしここからさらに円高の傾向が進めば、同じような動きになると思われます。
いずれにせよ、しっかりと上昇トレンドが続いている銘柄を保有し続けるという意識を持っていれば、おのずと好業績の成長株へ投資し、株価が上昇しない割安株・出遅れ銘柄への投資は避けるという形になるはずです。
年初来安値更新銘柄も16出ているということは、決して全面高の相場展開にはなっていないことを意味します。「割安だから」「出遅れているから」という理由で、時流に乗れていない銘柄を買っても、一向に利益が増えない可能性もあることに十分注意してください。
<正しい知識とテクニックがあれば底値から10倍に上昇した株も買える>
先日、株式投資塾の塾生との面談で、「今までの私なら怖くて買えなかった、高値更新を続ける成長株を買えるようになったおかげで、今までになかったような利益を得ることができました」という感想をもらいました。
なぜ塾生がそのような成果を出すことができたか、それは正しい知識と正しいテクニックを知ることができたからです。
上がる株はどんどん上がり、上がらない株は全然上がらないという二極化相場に対応して利益を得られるかどうかは、正しい知識と正しいテクニックを知っているかどうかにかかっています。しかも全く難しくなく誰でもできるものです。
底値から5倍、10倍以上になっている株を今から買うのは、はじめての人には勇気がいるものです。でもその勇気は、「正しい知識とテクニック」さえ知っていれば、かなり低いハードルになります。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。