<今日の日本株>
10月18日の日本株は小幅ながら上昇し、日経平均株価の終値は前日比26円93銭高の21363円05銭でした。日経平均株価はこれで12営業日連続の上昇となりました。これは歴代3位の長さということです。
TOPIXも小幅上昇となりましたが、マザーズ指数は今日も日経平均株価の上昇をよそに下落しています。
値上がり銘柄1424、値下がり銘柄2181と値下がりが優勢、年初来高値更新銘柄は109、年初来安値更新銘柄は1でした。
今日のADA指数は69.9%となり、前日の72.4%から低下しました。保有株に25日移動平均線を割り込むものがいくつかあったため、それらを売却したのが主な要因です。
<日経平均株価12連騰の裏で個別銘柄の実態は?>
日経平均株価は12連騰となりましたが、個別銘柄の動きをみると、弱い動きとなっているものが非常に多いことに気づかされます。
今まで上昇トレンドを維持してきたヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)やエラン(6099)なども、25日移動平均線を明確に割り込んでいます。
そして、明日にでも25日移動平均線を割り込んでしまいそうな個別銘柄もかなりの数に上っています。
つまり、日経平均株価は12連騰だが、個別銘柄の多くはすでに調整局面に入りつつあるというのが正しい理解と思います。
こんなとき、日経平均株価が上昇を続けているから、自分が保有している個別銘柄もやがて上昇するだろうというのは早計です。毎日のようにお伝えしていることですが、日経平均株価がいくら上昇しても保有株が下降トレンドに転じたら、速やかに売却すること、これが自分の大事な財産を大きく減らさないようにするために必要です。
<NT倍率が上昇中>
NT倍率という指標はご存知でしょうか。これは、日経平均株価をTOPIXで割って出したもので、この動きを日々追っていくと日経平均株価とTOPIXのどちらが相対的に強いかを知ることができます。
9月初旬以降、NT倍率は上昇を続けており、12.09倍だったものが12.38倍になっています。
NT倍率が上昇を続けているということは、日経平均株価の方がTOPIXより強いということです。
そしてNT倍率が上昇を続けているような相場環境では、個人投資家はなかなか利益を上げにくくなります。
なぜなら、日経平均株価に採用されているような個別銘柄は、あまり個人投資家が手掛けることがないからです。そうした銘柄が中心に値上がりするので、それ以外の個別銘柄に投資していることが多い個人投資家にとっては、日経平均株価が上がっても自分の持ち株はちっとも上がらないという状況になってしまいがちなのです。
日経平均株価が12連騰なのに値下がり銘柄の方が多く、そしてNT倍率も上昇している、これは個別銘柄ベースではすでに調整局面が始まっている可能性が高いと見ておいたほうがよいです。
でも、下降トレンドになったらすぐに保有株を売却するクセを付けておけば特段問題ありません。
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