<今日の日本株>
9月26日の日本株は、終日軟調な動きながらも多きな崩れにはいたらず、日経平均株価の終値は前日比67円39銭安の20330円19銭でした。TOPIXは小幅安、マザーズ指数は1%超の下落でした。
値上がり銘柄1890に対し値下がり銘柄1688とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は176、年初来安値更新銘柄は2でした。
今日のADA指数は76.3%となり、前日の79.5%から少し低下しました。25日移動平均線を下回る保有株がいくつか出たため、それらを売却等したことによるものです。
<特に大きな変化なし>
個別銘柄をみると、デジタルアーツ(2326)、nmsホールディングス(2162)、バリューHR(6078)など順調に高値更新、また弱くなりかけていたラウンドワン(4680)が一気に息を吹き返して一転高値更新となるなど、好業績銘柄の中にもまだまだ強いものが多く残っています。
また、奥村組(1833)や五洋建設(1893)など、建設株は全体的に強い動きでした。
昨日も申し上げたように、
・好業績で長期的に右肩上がりの銘柄は、引き続き強いものもあるが弱含んでいるものも目立っている
・銀行株、証券株などこれまで軟調だった銘柄が上昇トレンドに転じているがここから大きく上昇するかは不明
という状況に大きな変化はありません。
ただ、銀行株や証券株などがさらに大きく上昇するには、かなり大きな資金が入らないといけません。初動ではかなりの資金が入ったはずですが、ここ数日はそういう感じはありません。
もし、大きな資金が再度入れば、株価チャートに明確な陽線が現れるはずです。その時点で買い増しをしてみるのも面白いかもしれません。
<配当権利落ち後の株価に注目>
今日は、3月決算会社の中間配当権利落ちの日です。日経平均株価でみると約130円の権利落ちが生じるものと考えられます。
何もなければ日経平均株価は130円下がるわけですが、もし今日の日経平均株価がプラスで終わったなら、実質は130円以上上昇したこととなり、地合いはかなり強いといえます。
配当権利落ちを即日(その日のうちに)埋める相場は強いといわれています。今日の動きに注目してみましょう。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。