<9月15日の日本株>
3連休を控えた9月15日の日本株は後場に入り上昇し、日経平均株価の終値は前日比102円06銭高の19909円50銭となりました。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2439に対し値下がり銘柄1108と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は155と高水準をキープ、年初来安値更新銘柄は10でした。
9月15日のADA指数は71.2%となり、前日の68.6%から上昇しました。上昇トレンドに転じる銘柄が日々増えてきており、それらの銘柄の新規買いやヘッジ空売りの買い戻しを行ったためです。
<高値更新が相次ぐ個別銘柄>
個別銘柄もみても、好調な動きが相次いでおり、デジタルアーツ(2326)、エラン(6099)、Hamee(3134)、シュッピン(3179)、ステラケミファ(4109)、メック(4971)、フェローテックホールディングス(6890)など、大幅高で高値更新となる銘柄が多数生じています。
投資する銘柄さえ間違わなければ、かなり利益を得やすい状況になってきています。引き続き、しっかりと上昇トレンドをキープしている銘柄の保有を続けていれば問題ないと思います。
<同じ25日移動平均線超えでも・・・>
また、明確に25日移動平均線を超えてきた銘柄も日々増加しています。例えば福島工業(6420)やジェイテクト(6473)などです。
ところで、福島工業とジェイテクト、どのような違いがあるかお分かりでしょうか。
月足のチャートをみていただくと、福島工業は右肩上がりに上昇していますが、ジェイテクトはそうなっていないことが分かります。
今までの動きでは、福島工業のように長期的に右肩上がりの上昇の銘柄が日足チャートベースで一時的な調整を経た後の25日移動平均線超えは、絶好の買いタイミングとなることが多かったです。
逆に、ジェイテクトのような動きの銘柄は、25日移動平均線を超えたとしても、すぐに頭打ちになってしまうケースが多くありました。
もし、今後ジェイテクトのような銘柄が上昇を続け、上値を追うような動きになれば、もしかしたら今まで強かった、長期的に右肩上がりの上昇が続く銘柄は調整局面に入るかもしれません。
今のところ、変化の兆候は感じられませんが、いつ物色対象に変化が生じても良いように、日々ウォッチは続けていきたいと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。