<今日の日本株>
7月26日の日本株は上昇し、日経平均株価の終値は前日比94円96銭高の20050円16銭となり再び20000円の大台を回復しました。TOPIX、マザーズ指数も上昇して引けています。
値上がり銘柄は1883、値下がり銘柄1635とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は117.年初来安値更新銘柄は15でした。
今日のADA指数は77.3%となり、前日の74.9%から少し上昇しました。ヘッジの空売りをつけていた銘柄が、再度25日移動平均線を超えてきたため、ヘッジ空売りをはずしたことなどによります。
<強い銘柄の中で、さらなる二極化が進展中?>
個別銘柄をみると、スタートトゥデイ(3092)、ニフコ(7988)などが高値更新の動きになっているほか、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)やフリークアウト・ホールディングス(6094)など、ここ最近株価が調整していた銘柄が明確に25日移動平均線を超えてきているものも目立ってきています。
その一方、上昇トレンドにある強い銘柄の中で、今にも25日移動平均線を割れそう、という銘柄が日々増加していて、今日はそれがかなりの数に達しています。
このことから、強い銘柄のうち、一部が脱落し、より強い銘柄が残る、という再度の二極化が進展しつつあるように感じます。
<一度売ったあともしつこく追いかける>
ところで、私が保有株を25日移動平均線割れで売却した後、その銘柄について何もしないかというと、そんなことは決してありません。売却後も日々株価をウォッチし、再度25日移動平均線を超えたら買い直しをします。
なぜなら、業績も良く、株価が右肩上がりに上昇する可能性の高い銘柄を選んでいるからです。ただ、株価が本当に上昇するかどうかは結果論なので、25日移動平均線を割り込んだら売却しているということです。
ですから、保有株を売ったらそれでお付き合いは終了、ではなく、売った後もしつこく動向を追いかけ、再び買いのチャンスが巡って来たら、買い直しをする、この繰り返しで、株価大幅下落による多額損失発生のリスクを回避しつつ、株価上昇の波に乗っていく、これが私が提唱し実践している株価トレンド分析の手法です。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。