<今日の日本株>
7月20日の日本株は後場になり上昇し、日経平均株価の終値は前日比123円73銭高の20144円59銭となりました。TOPIX、マザーズ指数も上昇し、TOPIXは高値更新となりました。
値上がり銘柄2474に対し値下がり銘柄1039と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄はだいぶ増加して211になりました。年初来安値更新銘柄は10でした。
今日のADA指数は74.2%となり、前日の72.4%から少し上昇しました。上昇トレンドに転じる銘柄が日々増えているため、それらを新規買いした結果です。
<指数上昇局面では内需系好業績株はお休み>
スミダコーポレーション(6817)、エス・エム・エス(2175)、Hamee(3134)、シュッピン(3179)、TOKYO BASE(3415)など、高値更新の銘柄も数多くありますが、昨日まで非常に強い動きだった、ベネフィット・ワン(2412)や寿スピリッツ(2222)など、内需系好業績株は値下がりするものも目立ちました。
最近はいつものことですが、日経平均株価やTOPIXといった株価指数が大きく上昇するときは、東証1部の大型株に資金が回る一方、中小型・内需系好業績株は一服、ということが非常に多いです。
重要なのは、1日~数日単位でみれば、中小型株優位の状況と大型株優位の状況が頻繁に入れ替わるものの、数ヶ月といったもう少し長い目でみたら、どのような傾向にあるのかを見極めることです。
今のところ、私の感覚では、中小型・内需系好業績株が優位な状態は続いていると思っています。ただ、日経平均株価やTOPIXが高値を更新して、どんどん上昇するような局面では、大型株のパフォーマンスの方が良くなる可能性が高いです。
もしそのような動きが顕在化してきたら、投資する銘柄をチェンジすることも考えなければなりませんが、現段階ではそこまでは不要と考えています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。