<5月2日の日本株>
GW谷間の5月2日の日本株は上昇しました。日経平均株価の終値は前日比135円18銭高の19445円70銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しています。
値上がり銘柄2608に対し値下がり銘柄974と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄はかなり増加し167となる一方、年初来安値更新銘柄はわずか6にとどまっています。
5月2日のADA指数は75.9%となり、前日の76.4%とほぼ変わらずでした。基本的に強気を貫いており、ADA指数80%を投資額のマックスと考えていますので、ここ数日は銘柄入れ替えに終始している感じです。欲しい銘柄が上昇トレンドになったら、保有している銘柄のうち、優先度の低いものを(上昇トレンドであっても)売却する、という形です。
<上昇トレンドの銘柄が日に日に増加する展開>
個別銘柄の動きをみても、上昇トレンドの銘柄が日に日に増加する展開です。私も、多くの銘柄が上昇トレンドになっているため、どの銘柄へ投資するか毎日迷ってしまいます。
経験上、私がウォッチする銘柄のうち上昇トレンドの銘柄全てに投資できなくなる、という状況になると、日本株全体として強い動きになっています。今はまさにそうした動きです。
北朝鮮問題や、足元ではフランス大統領選挙が気になって積極的な動きができないという方も多いようですが、マーケットには常に懸念材料がありますから、そんなものをいつまでも気にしていると、買うチャンスもみすみす逃がしてしまいます。
個人投資家が、ニュースや報道をみて「ここから何か起こったら株価大きく下がるだろうなあ」と及び腰になっている間、外国人投資家はしっかりと日本株を買い越しているのです。
評論家・専門家など「外野」の話に付き合っていると、いつまでたっても株式投資で成功しませんよ。彼らは身銭を切って投資していませんから、何の役にも立ちません。私は大部分の財産を株式投資につぎ込んでいますから、真剣なのです。皆さんは、どちらの話を参考にしますか?
<今週は直近高値を伺う展開か>
フランス大統領選挙も無事に終わりそうですから、週明けは高く始まりそうです。あとは、日経平均株価が19600円台の関門を突破し、直近高値を更新するかどうかに注目です。
個別銘柄ベースでは、年初来高値更新銘柄がかなり増加していること、これらは先行銘柄の可能性が高いことを踏まえると、直近高値更新も大いに期待したいところです。
日本株はバブルだから近々暴落するとか、長期金利が上昇して日本経済に悪影響を与えるとか(多少であれば長期金利が上昇することは、日本経済が好調であることの表れですから問題ないはずです)、色々なことを色々な人が言っていますが、私は完全に無視しています。それより、株価のトレンドこそが、市場参加者のコンセンサスですから、そちらに耳を傾けるべきです。皆さんも、早く「予想」をすることをやめてみてください。本当に株式投資が単純で楽になりますよ。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。