<今日の日本株>
4月26日の日本株は大幅に続伸しました。日経平均株価の終値は前日比210円10銭高の19289円43銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇して引けました。
今日の値上がり銘柄数は2987、値下がり銘柄数は647と、全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄はだいぶ増えてきて108、年初来安値更新銘柄は4まで減少しています。年初来高値が年初来安値をはるかに上回っていますから、相場全体は上昇トレンドに入っていると考えてよいでしょう。
今日のADA指数は78.3%となり、昨日の60.4%から大幅に上昇しました。25日移動平均線を明確に上回る銘柄が続出したため、色々な銘柄を新規買いしたり、ヘッジ空売りを買い戻したりした結果です。
78.3%というのは、私にとって限界近くまで株式に資金を投入している状況です。少し株を持ちすぎかもしれません。ちょっと持ち株を整理して、70%ほどまで下げたいと思います。
<上昇トレンド入りの銘柄が一気に増加!>
日経平均株価は、19300円近くまで上昇しており、上昇トレンドが明確になりました。この上の水準は、19500円~19600円前後で5回跳ね返されています。ここを明確に超えなければ、上昇トレンドの持続力がなく、また元に戻ってしまうことになりかねません。逆に、ここを明確に超えると本格的な上昇が到来すると思われます。
個別銘柄をみると、今日は、バリューHR(6078)、テクマトリックス(3762)、メディアドゥ(3678)など上値追いを続けた銘柄も相当数ありました。
そして、三菱自動車(7211)、りそなホールディングス(8308)、クルーズ(2138)、神戸物産(3038)、DMG森精機(6141)など、明確に25日移動平均線を上回る銘柄が続出しました。
<短期的な過熱感には注意>
なお、短期的には過熱感がかなり出ている点に注意が必要です。6日騰落レシオは、年に1回あるかないかの高い数値となっています。
ここから数日程度調整を入れてもおかしくないので、投資可能資金の一部はチャンスが来たら買えるよう、キャッシュとして保有しておくことをお勧めします。そして、欲しい銘柄であったとしても、25日移動平均線から大きく上方にかい離している場合は、高値掴みに十分に注意してください。どんなに良い銘柄でも、高値掴みを繰り返していては損失が膨らむばかりになってしまいます。
すでにある程度は仕込んでいると思いますので、あとはあまり欲張らず、チャンスを待つ、という戦略でよいと思います。決算発表シーズンですから、お宝銘柄の株価が急落するなどした場合に、キャッシュがあれば買うことができるからです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。