今日の日本株(2017年4月13日)

<今日の日本株>
4月13日の日本株は引けにかけてやや持ち直したものの、下落して終わりました。日経平均株価は一時18304円72銭まで下落し、終値は前日比125円77銭安の18426円84銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は1%以上の上昇となりました。

値上がり銘柄は1269、値下がり銘柄は2262と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は22、年初来安値更新銘柄は620まで増加しました。

今日のADA指数は14.6%となり、前日の14.8%とほぼ変わらずでした。銘柄入れ替えを何銘柄かしましたが、売り・買いがほぼ同じ額だったので、ADA指数には影響ありませんでした。

<反発した銘柄も目立つ動きに>
今日は、確かに日経平均株価は下落したものの、個別銘柄の動きを見ると、陽線で引けたり、長めの下ヒゲを引いたものも目立ちました。
例えば、デジタルガレージ(4819)やヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)は陽線を引きましたし、アドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)は長い下ヒゲを引いています。

また、ニプロ(8086)、ペプチドリーム(4587)、メディカル・データ・ビジョン(3902)など、強い動きの銘柄も結構ありました。

<底打ちとみなして新規買いを実行する戦略もあるが・・・>
底値圏で陽線や長い下ヒゲが生じた場合、底打ちとなる可能性が大いにあります。そこで、例えば上のデジタルガレージやヨシムラ・フード・ホールディングス、そしてアドバンテストやソフトバンクグループについては、今日の安値割れを損切り価格として、下降トレンドの中買い向かうという戦略もあります。

しかし、私は守り重視でいきたいので、下降トレンドでの新規買いはしない方針です。
わざわざ底値を狙って買いに行かなくても、現時点ですでに上昇トレンドのものもありますし、ここから相場全体が反発すれば、いちはやく上昇トレンドに転じるものも出てきます。先に上昇トレンドになった銘柄の方が勢いがありますから、そうした銘柄を狙っていけばよいのではないかと思います。

確かに各種テクニカル指標からは、いつ底打ちしてもおかしくないのですが、万が一、ということを考えれば、勝負のタイミングはまだ先といえます。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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