今日の日本株(2017年3月30日)

<今日の日本株>
年度末を控えた3月30日の日本株はやや大きめの下落となり、日経平均株価の終値は前日比154円26銭安の19063円22銭でした。TOPIX、マザーズ指数も共に下落しました。

値上がり銘柄983に対し値下がり銘柄2503と値下がり優勢、それでも昨年来高値更新銘柄は74ありました。昨年来安値更新銘柄は2です。

今日のADA指数は62.8%となり、前日の63.2%とほぼ変わらずでした。25日移動平均線を割り込み売却した銘柄もありましたが、新規買いした上昇トレンドの銘柄もあり、銘柄入れ替えという感じでした。

<再び悪化した個別銘柄のチャート>
日経平均株価やTOPIXは、弱含みのボックス相場という動きで、あまりよい動きではありません。個別銘柄も、夢真ホールディングス(2362)やトプコン(7732)など明確に25日移動平均線を割り込む銘柄が増え、上昇トレンドの銘柄も、ニトリホールディングス(9843)、リンクアンドモチベーション(2170)など多くは頭打ちになっています。ファーストロジック(6037)、MCJ(6670)など上値追いの銘柄もありますが、それは少数派です。

結局、マーケット全体に大きな資金が流入してこないため、「個別株相場」が続いている、というのが現状です。これが続く限り、上昇トレンドの個別銘柄のみを保有する、そして投資可能金額に対する実際の投資金額を抑えめにする、という戦略で、無理をせずに過ごし、マーケットに資金が流入し、相場全体が明確な上昇トレンドになるのを待つ、というのが基本路線と思います。私は投資可能金額の6割強を投入していますが、少し多い感じもします。5割程度が今は丁度良いかな、と思っています。

 

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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