<今日の日本株>
3月23日の日本株は、朝方弱かったものの、引けでは小幅反発となりました。日経平均株価の終値は前日比43円93銭高の19085円31銭でした。TOPIXも小幅反発、マザーズ指数も1%ほどの反発となりました。
今日の値上がり銘柄は1600、値下がり銘柄は1844とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は42と引き続き低水準、昨年来安値更新銘柄は2でした。
今日のADA指数は42.3%となり、前日の49.2%から低下しました。引き続き25日移動平均線を割り込んだ銘柄を中心に売却しているためです。
<7~8割程度の銘柄が下降トレンドに>
昨日の大幅下落の割には、反発力が弱く、明日以降さらに下値を模索する可能性も否定できません。
リンクアンドモチベーション(2170)、神戸物産(3038)、エン・ジャパン(4849)など、強い動きを続けている銘柄もありますがそれは非常に少数で、ソフトバンクグループ(9984)など、多くは明確な下降トレンドの動きとなっています。
<上昇トレンドの銘柄に資金を集中させてよいか?>
上昇トレンドの銘柄を売却する必要はありませんが、例えば投資可能資金を現在上昇トレンドの銘柄に集中させることは私は反対です。
なぜなら、今は日々下降トレンドに移行する銘柄が増加していて、現在上昇トレンドであっても、やがては下降トレンドに転換する可能性が高く、そうなれば損切りにより損失が生じてしまうからです。
今日のADA指数は42.3%、つまり投資可能資金の4割ほどしか私はマーケットに投下していません。少なくとも、今は無理をする状況ではないと思います。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。