<今日の日本株>
3月14日の日本株は、終日小動きに終始し、日経平均株価の終値は前日比24円25銭安の19609円50銭でした。TOPIX、マザーズ指数も同様に下落しました。
値上がり銘柄数1641、値下がり銘柄数1782とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は137、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
今日のADA指数は77.0%となり、先日の75.2%から少し上昇しました。昨日の新興市場銘柄の急落を受け、東証1部大型株を少し新規買いしてみました。
<相変わらず下降トレンド転換の銘柄が目立つ>
今日の昨年来高値更新銘柄が137もあるとは思えないほど、私の保有株は上昇しませんでした。スミダコーポレーション(6817)、奥村建設(1833)、エラン(6099)など上昇を続けている銘柄もありますが、フルスピード(2159)や弁護士ドットコム(6027)のように、今日も新興市場銘柄を中心に25日移動平均線を明確に割り込み、下降トレンドに転換する銘柄がいくつかありました。
まだ明確な傾向は出ていませんが、当面は新興市場銘柄から東証1部銘柄への資金シフトも考慮した、両にらみのポートフォリオ構築をしていくつもりです。
<25日移動平均線割れの下ヒゲを割り込んだら売り>
今日は、終値ではかろうじて25日移動平均線を割り込まなかったものの、場中に25日移動平均線を割り込み、下ヒゲをつけている銘柄が結構ありました。例えばVOYAGE GROUP(3688)は、25日移動平均線が1775円、今日の安値が1736円でした。今日の安値を割り込めば明確に25日移動平均線を下回ることになるため、1735円になったら売りとする逆指値注文を入れておくのが有効です。
また、gumi(3903)のように、明確に25日移動平均線を下回っているものの、直近安値を下回っていないような銘柄は、直近安値割れで逆指値の売り注文を入れておく、という方法もあります。
いずれにせよ、株価がいったん崩れると、そこからの下落スピードは速くなることも多々あります。上にも下にもどちらに行ってもおかしくない、はっきりしない相場ですから、下降トレンドに転換したら即座に売却しておくことをお勧めします。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。