<今日の日本株>
2月22日の日本株は小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比1円57銭安の19379円87銭でした。TOPIXとマザーズ指数は小幅に上昇しました。
値上がり銘柄は1766、値下がり銘柄は1601とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は153とまた少しずつ増加してきています。昨年来安値更新銘柄は1です。
今日のADA指数は75.4%となり、前日の79.2%から少し低下しました。今後また買い増しすることも考慮し、自分にとって重要度の高くない銘柄を一部売却したなどしたためです。
<強すぎる銘柄は「買わない」「空売りしない」>
強い銘柄は強い状況は相変わらず続いています。ルネサンス(2378)は高値を順調に更新、ベクトル(6058)は直近高値を一気に抜き去り、上場来高値となりました。
しかし、強すぎる銘柄については対処が悩ましく、例えば野村マイクロ・サイエンス(6254)は25日移動平均線からのかい離率が100%を超えています。このような急激な上昇を見せるものは、一部を利食いしておくのも有効な戦略です。
逆に、この状態から新規買いをするのはリスクの非常に高い行為ですから私であれば絶対にしません。また、この銘柄は空売りできませんが、空売りをするのもお勧めしません。
要するに、このような短期間に急激に上昇した銘柄は、ボラティリティ(変動率)が非常に高くなるため、上に行くか下に行くか分からない、そしてどちらに行くにしても大きく動く可能性がある、ということです。そのため、自分の思惑と逆方向に動いた場合、損失が大きくなってしまいやすいのです。
短期間で大きく上昇した銘柄は、今から買ってもさらに大きく上昇しそうに思えてしまいがちですが、リスクが非常に高まった状態であることはご理解ください。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。