<今日の日本株>
2月16日の日本株は、終始弱含みの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比90円45銭安の19347円53銭でした。TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅上昇となっています。
今日の値上がり銘柄1526に対し値下がり銘柄1848とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は144とやや落ち込んできました。昨年来安値更新銘柄は4でした。
今日のADA指数は74.8%となり、前日の74.5%とほぼ横ばいでした。ただし、銘柄入れ替えは結構行っていて、25日移動平均線を割り込んだ銘柄は売却を実行しています。
<やはり円高気味では上昇しない日本株>
現在は17日午前2時過ぎですが、やや円高気味となっていて、日経平均先物も弱含みの動きです。
アメリカ株があれほど順調に上昇している一方、日本株が横ばいの動きに終始していることは非常に歯がゆいですが、自分ではどうしようもできませんので仕方ありません。
もちろん、個別銘柄を見ればルネサンス(2378)のように絶好調のものもありますが、TOKYO BASE(3415)やイー・ガーディアン(6050)など、今まで順調に値上がりしてきた銘柄の中に、25日移動平均線近辺まで下がってきたり、すでに少し割り込んでしまっているものが目立ってきています。
また、アライドアーキテクツ(6081)のように25日移動平均線の上に株価があるものの、株価が大きく下落した銘柄や、リンクアンドモチベーション(2170)のように、明確に25日移動平均線を割り込んでしまったものもあります。
2~3ヶ月の間上昇トレンドが続いた銘柄が、次々と下降トレンドに転換してしまうとなれば、この弱い動きが日本株全体に広がる可能性もあり、要注意です。
もちろん決めつけは良くありませんから、25日移動平均線を明確に割り込まない限りは保有株は売却しない予定ですが、少し良くない兆候は出てきているな、とは感じます。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。