今日の日本株(2017年2月9日)

<今日の日本株>
2月9日の日本株は、終日弱含みの動きとなり、日経平均株価は前日比99円93銭安の18907円67銭で終えました。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1447、値下がり銘柄1975と結構値上がり銘柄も多かったです。昨年来高値更新銘柄も73あり、決して弱い相場ではありません。昨年来安値更新銘柄は4です。

今日のADA指数は64.3%となり、前日の59.1%から上昇しました。上昇トレンド銘柄を新規買いしたり、もともと逆指値の買い注文を入れていた銘柄のうち、いくつかが逆指値をヒットして新規買いになりました(例えば三井海洋開発(6269))。これらが上昇の理由です。

<注目すべき動きの銘柄を列挙>
・M&Aキャピタルパートナーズ(6080):好決算を踏まえた急騰後の一服を終え、高値更新。非常に強い動きであり、保有株は中途半端なところで売るべきではない。私は売らずに保有継続しています。

・アスカネット(2438):急騰後調整したが25日移動平均線を割り込まず急反発。理想的な動きであり、25日移動平均線が支持線として有効に機能した例。私は急騰時から売らずに保有継続。

・日本冶金工業(5480):トランプ相場開始後早い段階で天井をつけて調整していたが、足元では再度上昇。直近高値を超えてくれば非常に面白い動き。

・イグニス(3689):買うかどうかは別として、急落後しばらくの間底練りをした後の25日移動平均線超えなので、私であれば新規買いしたくなる動き。

・マツダ(7261):自動車株は全般に軟調だが、マツダ株は非常にきれいな右肩下がりで、教科書に載せたくなるくらいの動き。25日移動平均線割れで売却ないし損切りしないと、日に日に含み損が膨らんでいく典型例。もちろん私は保有していません。

いずれにせよ、日本株全般は日米首脳会談が終わらないと大口の投資家が動けませんので、動きをみて、動いた方についていくという戦略となります。現時点でああだこうだ考えても意味はありません。もし心配なら、明日中にポジションを軽くしておくのも一策です。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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