<今日の日本株>
2月2日の日本株は大きく下落し、日経平均株価の終値は前日比233円50銭安の18914円58銭でした。TOPIXも大きく下落、マザーズ指数は小幅下落でした。
今日の値上がり銘柄913に対し、値下がり銘柄2588と値下がり優勢でした。ただ、日経平均株価の下落が大きかった割には値上がり銘柄も多い感があります。昨年来高値更新銘柄は110、昨年来安値更新銘柄は4でした。意外と昨年来高値更新銘柄が多いですが、朝方に高値をつけ、その後は陰線を引いている銘柄が目立ちます。
今日のADA指数は64.2%となり、前日の65.3%から少し低下しました。今日の大幅下落で25日移動平均線を明確に割り込んだ銘柄はそれほど多くなく、保有銘柄がまんべんなく値下がりしたという感じです。
<日経平均株価は弱含みのボックス圏での動き>
今日の日経平均株価の終値でみると、25日移動平均線は明確に割り込んでいるもの、1月18日につけた直近安値は割り込んでいません。
したがって、下降トレンドではあるが、まだ方向性が明確になっていないボックス圏での動きが継続しているといえます。
もし直近安値を割り込むようであると、売り仕掛けが入り株価が大きく下落する可能性はありますが、今はそうなっていません。現時点では決め打ちをせずに、個別銘柄のトレンドに従って売買をすべきです。
個別銘柄のトレンドをみると、およそ3分の1が上昇トレンド、3分の2が下降トレンドといった感じです。
今日のような相場環境であっても、SEMITEC(6626)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、GMOリサーチ(3695)など直近高値を超えて上昇を続けている個別銘柄もあります。あくまでも、上昇トレンドにある強い銘柄のみを保有するようにしましょう。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。