<今日の日本株>
連休明けの12月26日の日本株は、下落したものの底堅い動きが続き、日経平均株価の終値は先週末比31円03銭安の19396円64銭でした。TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は大きめの上昇となっています。
値上がり銘柄1707に対して値下がり銘柄1856とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄100に対して年初来安値更新銘柄は1でした。
年初来高値更新銘柄数は一時の勢いからかなり落ち着いてきていて、騰落レシオも135.6%まで下がってきています。銘柄にもよりますが、健全な調整局面に入っていると判断しています。
今日のADA指数は73.6%となり、先週末の63.7%から大きく上昇しました。これは税対策により益出しを行い、その後買い戻しをおこなったために生じた表面的なものです。ADA指数算定は「取得価額」で行いますので、時折このようなイレギュラーが生じます。そのため時系列に並べるのではなく、その時々の趨勢を判断する材料としてお使いいただければと思います。
<切り返して反発する銘柄も少なくない>
足元で25日移動平均線を割り込んだものの、そこから切り返して反発し、再度25日移動平均線を超えてきた銘柄が目立っています。例えばモルフォ(3653)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、日本管理センター(3276)などです。こうした動きをする銘柄は基本的には新規買い対象となります。
ジャパンディスプレイ(6740)やメガバンクなど、先駆して上昇した銘柄に調整含みの動きが広がる一方、強い動きをする銘柄も少なくなく、うまく銘柄を入れ替えていくことができれば、利益をさらに上乗せすることも可能な相場環境です。
もちろん、そこまでは大変だ、という方はウォッチ銘柄が上昇トレンドになったら新規買いし、下降トレンドになったら売却するだけでも十分です。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。